ようやく締め切りのトンネルを抜けた。文庫解説から、新聞特集の夏休みの一冊(夏の闇、を書く)といった短い原稿まで、8つほど。やってもやっても終わらず、長野のブックカフェ探訪をさっき送って、どうにか、一息ついた。息詰まる三日間だった。「ビッグイシュー」には、ついにカズオ・イシグロ『私を離さないで』について書く。取りだめたデジカメの写真を、カメラ屋へ行ってプリントアウトしてくる。60枚。神戸海文堂のフェアから、河井寛次郎記念館、堅田、長野、長岡とずいぶんいろんなところへ行ったんだな、と写真を見て思う。
水風呂に入り、氷をたっぷり入れたアイスコーヒーを飲んで、昼寝ならぬ夕寝をするのが楽しみ。
森まゆみ『おたがいさま』(ポプラ社)、辻原登『韃靼の馬』(日本経済新聞社)、アルフレッド・フィエロ 鹿島茂監訳『パリ歴史事典』(白水社)などをいただきました。いずれも身が引き締まる本であります。『おたがいさま』の装画は武藤良子さん。と、写真を取って、脇の本の山に置いたら、大雪崩がおきた。わしゃ、もう知らん。
あ、そうそう。国立駅から南へ少し歩いたところに、王将ができた(数日前見たときは準備中)。今月25日オープンらしい。国立に王将かぁ。うれしいような割り切れないような。