星を撒いた街

留守中にいただいた本。洩れていたらごめんなさい。ぼくのなかで、話題になっている本各種。

山本善行上林暁作品から七篇を選び解説を書いた『星を撒いた街』は、直接、できたてホヤホヤを、神戸海文堂で夏葉社の島田くんからもらった。『昔日の客』と同じく、カバーなし帯。背の部分を布張りにして、銀箔押しでタイトルと、手にもつ楽しみを抱かせるできばえ。山本は、各種文学全集収録の代表作をはずし、あくまで自分の気持に添うように七篇を選び出した。「星を撒いた街」は、奇しくもクラフトエヴィング商會『おかしな本棚』に、これが表題となった著作が選ばれ、並んでいた。いいタイトルだ。しばらく、この本をテーブルや机の上に置いておくと、その上が清浄になったような気にさせられる。日々の手垢にまみれた生活が、少し落ち着いて見える。そんな本だ。 
神戸、京都でジャズを聞き、ジャズ熱たかまる。帰ってきて「ブ」で、Phineas NewbornJr.「HarlemBlues」、MJQ「NO SUN IN VENICE」を買って、いつもより大きな音で深夜聞く。もちろんウィスキーのソーダ割を飲みながら、だ。
今朝は、早起きして、「あった、あった。」、『仁義なき戦い』について書く。