朝、雨。「赤旗」原稿は川端康成。イラストも描いているんだが、原稿がまとまらないと、描けない。描いて、国立駅前で担当のHさんに手渡す。近くのサテンでお茶も恒例。Hさん、大阪で詩人の金時鐘さんを取材し、たいそうカンゲキしたそうだ。「御存知ですか?」「もちろん、知っておりますとも」。ちゃんとおしゃべりしたことはないが、酒の席で同席したり、そうそう、知人と金さんの別荘(?)へ泊めてもらったこともある。いろいろ思い出される。
駅まで出たついでに、高円寺「均一祭」へ。今日は全品200円。明日が100円。昼前だったが、もうかなり棚がガタガタで、そうは買えない。3冊のみ買う。
学研の「明治の古典」、山本健吉編『夏目漱石 吾輩は猫である』は、「ブ」で500円パーで揃いを見たことがあるが、大きくて重くてねえ。ただ、中はいいの。初版の挿絵や、知人に送った漱石の自筆彩色ハガキがふんだんに散りばめられていて、見て楽しい。1981年刊で2400円。80年代初頭は、まだこういうシリーズものがよく売れたんだ。
すいません、『女子の古本屋』で取材し登場していただいた方々、もう本が届いていると思ってましたが、遅れているようで、担当者に連絡をしました。来週中に届くとは思います。もうしわけないことです。

今日の均一祭、携帯セドリが散見される。なんか腹立つんだよ。理由はわからないが。身にまとい、発している空気が違うのか。傍若無人って感じもある。
あと、年齢の高い中国人カップルが二組ぐらいいた。何を買うんだろう。美術展のカタログとか買ってたな。