6日、西荻経由で新潮社。「音羽館」で少し本を売り、少し本を買い、「なずな屋」で先月分の精算。「こんちゃん捕物帳」のメンコを買う。
新潮クラブで「ヨムヨム」座談会。目黒孝二さん、森まゆみさんと。新潮クラブ、新潮社の別荘のような趣きで、かつてここで開高健が缶詰となり、原稿書きに悪戦苦闘するがついに書けなかった(?)というあそこだ。手入れされた日本庭園を見ながら、少し文豪気分を味わう。
無事、2時間近い座談会が終り、みんなでお食事。目黒さんからおもしろい話をたくさん聞く。帰りにはタクシー。
今日は、いちにち、思い詰めて、原稿を書く。
催促されて失念していたことに気付いた「大阪人」の原稿。カマに石炭を放り込んで、一挙に準備。「旭区」について。岩阪恵子『淀川にちかい町から』(講談社文芸文庫)が、まさに著者が少女時代を過ごした旭区のものがたり。これをガツガツ、大阪の地図を傍らにメモを取りながら読む。千林が出てくるがな。それに、だしのきいた、ええ作品やがな。かーっと、体が熱くなる。これ持って、千林大宮から淀川へサンポしよう、と決める。