伊東くんの弁当

okatake2011-04-04

昨日、コクテイルで、ブックスひろしま代表の財津くんと飲む。今年も十一月ごろ、「ブックスひろしま」を開催予定とか。「意地でも続けますよ」と財津くん。その意気、その意気。がんばれ財津くん。あとでエンテツさん御一行、近代ナリコさん御一行と次々、知り合いが現れ、楽しかった。黒沢君が酔って、いろいろ豪語していた。若さの特権だ。豪語クロサワと呼ぶことにする。バサラ・関根くんは、なんとなくアン・ガールズみたいに見えて仕方ない。
高円寺へ行く途中、西荻さんぽ。音羽館に溜まった新刊を売って、今晩の飲み代を作る。財布からっぽだったんだ。なずな屋でも岡崎棚の精算。ありがたい。澄ちゃんから聞いた話。「ささま」社長の伊東くんは、実家がもと寿司屋で、小学校の遠足の弁当がすごいものだったらしい。おそらく特上にぎりとか、仕出し弁当みたいなもの。大人の花見だよ。それにしても、「ささま」の伊東くんは、ノムラ、オザワという個性の強すぎる両巨頭店員をしたがえ、あれだけの集客力のある店を作り、なんともすごいもんだと、澄ちゃんと絶賛。
コクテイルは二階を改装中。畳を入れ替え、壁も新しく塗ったという。二階が小宴会やイベントで使われる日は近い。この夜もコクテイルは満員御礼。
床を張り替えた盛林堂へも寄る。盛林堂でも「ささま」伊東くんの話になり、そういう日なんだなあ。若旦那が作った新・盛林堂は、隅々までまったく隙のない棚で圧倒される。ポケミスで一棚埋めるって、すごいよ。よくぞ、ここまで集めたもんだなあ。でも、均一を含め、普通の本はおもいっきり安い。均一で、『銀の匙岩波文庫ワイド版と、十川信介『「銀の匙」を読む』を。林哲夫さん「読む人」の三種色違いブックカバーを文庫にかけますよと、大きな目玉で盛林堂のやり手若旦那に言われ、三冊買う。宮本常一『空からの民俗学』、荒井魏『良寛の四季』は岩波現代文庫、田上太秀『道元の考えたこと』講談社学術文庫。いずれも定価の半額以下。おまけに、千円以上買うと百円引きというセール日。藤沢「聖智文庫」さん特製、林哲夫「読む人」文庫カバーはいい感じ。林さんのファンは聖智さん、盛林堂さんへ急げ。
今週締め切りの「ビッグイシュー」は、栗田勇良寛を読む』と決めて読みつぐ。ぼく、いったいどこへ行こうとしてるんでしょうね。

以下、京都発の告知です。ガケ書房における投げ銭ライブと市です。
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各人が身の回りに持っているもの(モノ、唄、作品、ことば)
投げ銭という形で手放す(リリース)ことで
「想像力を善きことに使う」(古川日出男)試み。


4月10日(日)12:00〜日没まで
「ガラクタを想像力に変える投げ銭市」 ガケ書房 正面
(15:00から震災避難されている方達の集会あり)


古本、作品、歌声やお経や演奏、パフォーマンス、身の回りのものなんでもをすべて投げ銭で交換する。
ライブステージが無い時間は、自由参加枠として、飛び込みで自由に個人の所有物を販売したりも可能。

タイムテーブル:
AUX 12時〜
かりきりん 12時35分〜
かえるさん 13時10分〜
たゆたう 13時45分〜
谷川健一 14時20分〜

前野久美子(bookcafe火星の庭)、早尾貴紀 15時〜 
(関西に一時避難されている方たちの震災避難集会)

スズメンバ 16時40分〜
ふちがみとふなと 17時15分〜
林拓 17時50分〜

<出店>
町家古本はんのき 柴洋(オーガニック洋裁カフェ)
100000t(古本) 古書コショコショ ほか