54歳のアサーーーっ! つん堂さんが「あいおい」のトークを、またみごとに再現してくれています。書肆紅屋さんのお家芸でしたが、諸事情有り、紅屋さんがいま休眠状態にあるので、いまや、つん堂さんがバトンタッチして、貴重な記録を残してくれています。ありがたい。
http://d.hatena.ne.jp/tundow/20110328/1301279009
ぼくは朝から、手をつけないでいた『女子の古本屋』文庫用ゲラを読み始める。直しは最小限に。その後の各店の動向を短く最後に補筆。2006年から14軒取材して(収録は13軒)、1軒も辞めていない。すごい。あと、読みなおしてみて、この原稿、ぼく、乗って書いてるなあ、と感心して読みました。さまざまな印象的なフレーズが散りばめられ、けっこう巧いじゃないかと思ったり。しかし、本書でも書いていますが、それは彼女たちがぼくから引き出してくれたコトバたち、なんですね。ライターとしての表現のストック、応用、技術はもちろん少しはあるつもりですが、それを引き出すには外部からのチカラも必要で、この「女子の古本屋」さんたちは、強烈なチカラを持った人たちばかりだった。
いま、増補章で、その後の「女子の古本屋」さんたちを取材中ですが、やっぱり同じことを感じている。しかし、こうなると「男子の古本屋」さんたちの取材もしてみたくなりますねえ。それは昨日「あいおい」で聞いた古本屋トークがおもしろかったからです。

海ねこさんが、四月、古書会館二階展示場で、目録掲載の本を含む装幀本の展示をするようです。くわしくは下記へ。へえ、加藤さんのご母堂とぼく、おんなじ誕生日なんだ。おどろきました。
http://www.omaken.com/umi-neko/