「オカトーーク」概要、正式に発表になりました。ここに貼付けておきます。これは見逃せませんよ、みなさん。仮面を脱いだ打ち上げでこそ、本音が飛び出すかもしれません。時間内間に合わない方は、打ち上げだけでも。

「オカトーーーク! ブックオフ芸人」概要
USTREAMピーマンTVで、新しいスタイルのブック・バラエティートーク番組がス
タートします。本好きが集まってワイワイガヤガヤ。思わぬ実用情報も飛び出しま
す。
●出演者
司会=岡崎武志さん・Rengeさん
Bukuさん、ふぉっくす舎さん、退屈男さん、キリヌキストたけたけっさん、しまぶっくさん、駄々
猫舎さん、くちびるごうさん(書肆紅屋さんはまだ未定)
●3月21日(祝日月曜日) 午後7時半〜9時半
USTREAM生放送:ピーマンTV:http://p-man.tv/
●場所:清澄白河「深川資料館通り商店街事務所2階」
大江戸線清澄白河駅」A3出口から9分。半蔵門線B2出口から5分。「深川江戸資料
館」「しまぶっく」「深川いっぷく」がある深川資料館通り商店街
コンビニ「デイリーヤマザキ」向かい側です。
●当日、40人までご観覧いただけます。木戸銭1000円。
ご予約は、深川いっぷくまで
深川いっぷく


TBS「スタンバイ」今週は、和田芳恵筑摩書房の三十年』、渋すぎるだろうか。菊池夏樹『菊池寛大映』読み継ぐ。
8日付け「朝日」に、作家の樋口毅宏が、新刊『雑司ヶ谷R.I.P』新潮社、の巻末に公立図書館に向けて、半年は貸し出しを控えてください、との告知を打ったと記事があった。『民宿雪国』がおもしろい小説だと洩れ聞いていたが、雑司ヶ谷の在住なんですね。記事での取材で「1年かけて書きあげた『R.I.P』は初版6千部。印税収入は96万円でした。昨年の収入は他の本が増刷されていても、300万円に届きませんでした」と答えている。
これ、難しい問題ですね。日本にいま全国、公立図書館が約3000と言われている。もし、資料的価値がある専門書なら、図書館がすべて買い上げるだけで出版のめどがたつ。逆に6千部の小説を、全部というわけにはいかない、三分の一の1000の図書館が購入し、その数倍の貸し出しがあったとしたら、残り、本来なら書店で買う5000部が圧迫される。死活問題だ。
小説はほとんど一回読んで終り、で(ぼくはそんなことはない)、場所も取るし、図書館で借りて読めればそれでいいか、と考えられている。ぼくは図書館に新刊の小説は置く必要はない、と考えている。じっさい、図書館で小説を借りたことはほとんどない。あ、ジェフリー・ディーヴァーは借りたか。むしろ、歴史書や美術、その他、資料的な本をその分充実させた方がいい。たいてい同じ市内(区内)に複数の図書館があるのだから、ダブりを極力少なくして(相互貸し出しを利用)、もっと各所、特徴を出してもらいたい。たとえば映画演芸の本が、絶版を含め、充実している図書館が近くにあるとありがたい。

谷沢永一が亡くなった。記事は毎日jpより。

訃報:谷沢永一さん81歳 保守派論客、関西大学名誉教授
2011年3月9日 2時30分

関西大学名誉教授・谷沢永一さん
 保守派の論客で、近代文学研究者として知られた関西大学名誉教授、谷沢永一(たにざわ・えいいち)さんが8日、心不全のため兵庫県伊丹市の病院で亡くなった。81歳。葬儀の日取りなどは未定。1929年、大阪市生まれ。関西大学在学中の50年に同人雑誌「えんぴつ」を創刊、開高健向井敏らが参加し親交を深めた。57年、関西大学大学院博士課程修了。同大学に55年から勤務し、91年に教授を退いた。専門は書物の出版経緯を探り文献目録などを作成する書誌学。深い教養に支えられた近現代の文学・評論などを研究した。62年に広津和郎佐藤春夫を論じた「大正期の文芸評論」を刊行。書物をめぐるコラムを集めた「完本紙つぶて」で80年にサントリー学芸賞、「文豪たちの大喧嘩」で04年に読売文学賞、「紙つぶて 自作自注最終版」で06年に毎日書評賞を受賞した。