古(ふる)注入♡

念押しで、三月イベント情報です。
3月に入り、今月の岡崎武志イベント情報を、あらためて。

まずは19日(土)西荻ブックマーク「古ツアさん、ついに!」

http://nishiogi-bookmark.org/

20日(日)は恒例「みちくさ市」です。名取りふとん店駐車場で「古(ふる)注入♡」をします。

http://kmstreet.exblog.jp/i5/

21日(月・祝)は、深川「オカトーーーク! ブックオフ芸人」
http://p-man.tv/guide.html


『移動動物園』解説ゲラが即日上がり、今朝、手を入れて送り返す。これで手を離れたわけだが、本当にこれでいいのかと不安が残る。文庫解説は、ぼく自身、いつもお世話になり、大好きなだけに、過剰な責任感でその重さによろめく。
数日、着手して膠着していた筑摩の単行本原稿、昭和十七年シンガポール陥落とその前後について書くことになり、にわか勉強。山中恒『暮らしの中の太平洋戦争』(岩波新書)が戦時中の紙もの研究になっていて、おもしろい。
和田芳恵筑摩書房の三十年』読了。やっぱりこれは傑作。ドラマか映画にしてほしい。ねえ、越川さん。古田、臼井、唐木、中村光夫、竹之内静雄、校正の河田老人、中野重治田辺元(むちゃくちゃな人物)、太宰、吉田健一など役者は揃っている。
「いまは、お釈迦さまのように納まりかえっている中村光夫も、この頃は盛んに酒を呑んでは、誰彼の差別なく、しつこくからんで、喧嘩を売っていた」というところでニンマリ。「お釈迦さま」というのがいい。

午後、昼飯食いがてら国立さんぽ。「ブ」で写真の4冊を買ったのだが、レジで店員がジロジロ、何度も値段のところを見ている。なんでだろう。105円の棚から取ったのだが。あとで見ると、中公文庫の二冊に値札が貼っていない。中公文庫が大量に105円に流れたので、二冊、喜んで買ったのだが、値札まで見なかった。あのレジの店員の野郎、ぼくが値札をはがしたと疑ったな。感じ悪い奴だ。言えばいいのに「あのう、これ値札がなくて、どこからお持ちになったのですか」とか。そうしたら対応できたのに。疑われてまでいらないんだよ。前もこの店員、三枚ぐらい重ね貼りして、安くついた一番上の札が少しはがれかけてたのを、ずいぶん、疑わしそうにジロジロ見ていた。要注意だな、この「ブ」。こいつがレジにいるときは、もう買わない。ふん、だ。
石森章太郎『世界まんがる記』は珍しい。トマス・モラン『箱のなかのユダヤ人』は解説を読むかぎり面白うそうで、「ビッグイシュー」で紹介しようと思って買ったが、帰宅して調べたら品切れだよ。