都心を漂流

okatake2011-02-19

昨日、神保町で夏葉社・島田くんとばったり。チラシをもらった。以下の本が復刊される。快進撃だ。
http://www.bk1.jp/product/03379125?s=twitterd
お昼を食べながら、毎日新聞Nさんから取材を受ける。こちらは「佐藤泰志再評価現象」について。Nさん、学生時代から佐藤を追っかけて来て、単行本は一冊を除いて全部所持しているという。文芸誌でも読んでいたそうで、これはかなりのもの。政治部から夕刊編集部へ移ってきて、こういう文芸ネタは初仕事。応援するつもり。コミガレ、タテキンでそれぞれ数冊。売った小沼丹『埴輪の馬』講談社文芸文庫をまた買っちゃった。コミガレでは、前から一冊欲しかった、中央公論社荷風全集。どれでもよかったが五巻を買う。総ルビ。荷風あたりの小説だと、じつは読めたふりで読めない漢字があったりするんだよね。総ルビはじつにありがたい。持った感じも、活字の組みも読みやすい。
サンデー毎日」では新しい担当のHさんに書評と著者インタビュー二つ提案し、了解を得る。書評は、『筑摩書房の三十年』と『筑摩書房 それからの四十年』の二冊。著者インタビューは庄野至さん『異人さんの讃美歌』編集工房ノア編集工房ノアに電話して、初めて涸沢さんと喋った。著者インタビューの件、たいそう喜んでくださって、こちらもうれしい。庄野さん宅に電話。取材日を決める。前に『三角屋根の古い家』の書評を書いたこと、覚えてくださっていて、こちらも話が早かった。三月、大阪へ行く。
早稲田古書街を流しながら工作舎へ。途中、丸三文庫さんが開いていたので、二階へ上がって喋る。二階での営業はなかなか大変のようだが、品揃えはびしっと決っていて、落ち着いた棚。図版カタログ、映画本が充実。百円、三百円均一が豊富でいい本がある。三百円から二冊選ぶ。篠田一士海野弘。そこから歩いて工作舎へ。古書現世に顔を出そうと思ったが、時間が迫っている。
移転なった工作舎明治通りに面した大きなビルの12階。「気まぐれ古書店紀行」第二弾の打ち合わせ。一時間後に柳ケ瀬さん、佐々木さんが加わり「オカトーーク!」の打ち合わせ。終わって高田馬場まで四人で呑みにいく。途中、木造モダン建築の男子下宿を見学、路地裏にリサイクルショップを発見。けっこう広い。店頭にDVDが大量に出てるのに、石原くんが食いつく。「珍しい」らしい一本を買っていた。
ワセダ通りの焼き鳥屋に入ったら満員で、支店を紹介される。東西線地下へ降りて行く途中にあったが、こんなところに店があったとは。
串鐵 東京都新宿区高田馬場1‐26‐7 名店ビルB1F03-3200-4763
‎ここも混んでいたが、四人席を空けてくれていて、呑み、喋り、食う。唐揚げ始め、鳥料理、ニラたまなどどれもおいしく、それで勘定は一人2000円弱。感動的な安さ。ここは覚えておこう。
長い一日だった。