筑摩書房の日

okatake2011-02-17

昨日は筑摩書房七十周年記念パーティにあわせて外出。「ギンレイ」で「トロッコ」を観ようと思って入ったら、まだ前の週のがかかっていた。そうか、一週間かんちがいしていた。で、「トイレット」を観ることになるのだが、お客は平日昼間にしてはほぼ満席、期待が大きいことがわかる。笑い声もたくさんあって、よくウケていた。しかしねえ、ぼくはどうも、ダメなんですね。途中三十分近く寝てしまった。監督の「ほら、人間ってこういうものでしょう」という括り方の手つきが気に入らない。おもしろくないことはないが、そうはおもしろくない。この監督は、もたいまさこが好きらしいんだが、この映画ではうまくいっていない。誰も知らない、素人みたいなおばあさんを使ったほうがよかったのではないか。でも、まわりの人はみんな十分楽しんでいたみたいで、余計なことを言う必要もないか。
筑摩のパーティは大盛況。ネクタイをいちおう着用していったが、もの書きの人たちはノーネクタイが多かった。名刺を余計目に用意していったが、最後は足りなくなった。それほどたくさんの人と挨拶。澤田隆治さんとひさしぶりにゆっくり話せたのも収穫。香川登志緒論を掲載した「ARE」のこともよく覚えていてくださって、話がはずんだ。山崎ナオコーラさんともひさしぶり。なんだかいろんな人と名刺交換をし、喋った一夜だった。お土産はクッキーと、近々市販される筑摩叢書の和田芳恵筑摩書房の三十年』と、その後の社史をまとめた永江朗さんの『筑摩書房 それからの四十年』のセット。これはうれしい。社史が流通に乗るのは珍しいだろう。
間村俊一さんに誘われ飯田橋「M」へ。なんだか、ずっと新保博久さんとご一緒することになり、そのあとも二人で高円寺「コクテイル」へ。魚雷くんがいるはずなのにいなかった。「HB」橋本くんが呑んでいて、新保さんを紹介する。ぼくは、よっぱらっちゃった。それでも最後、駅から自転車こいで帰ったけどね。