寒い月曜日

okatake2011-02-21

「オカトーーーク! ブックオフ芸人」の概要が決まりました。出演者も続々と決まりつつあります。お楽しみを。
予約などは「深川いっぷく」http://www.fukagawa-ippuku.jp/へお願いします。

・実施日:3月21日(月・祝日)19:30〜21:30
・タイトル「オカトーーーク!ブックオフ芸人」
・場所:清澄白河「深川資料館通り商店街事務所2階( 東京都江東区三好3-8-5)」
大江戸線清澄白河駅」A3出口から9分。半蔵門線B2出口から5分。
「深川江戸資料館」「しまぶっく」「深川いっぷく」がある深川資料館通り商店街
コンビニ「デイリーヤマザキ」向かい側です。



工作舎でプリントアウトしてもらった、前著『気まぐれ古書店紀行』以降の「彷書月刊」連載原稿を読み、いっぱい地図を描いた。たかだかこの5、6年のことなのだが、消えた、あるいは移転、あるいはネット目録へ以降した店も多く、いまはない、その場所を地図に記す。自分の原稿を読みながら、いろんなことが憶い出されてくる。我が身を振り返る意味でも貴重な連載だったと、あらためて思う。
昨日は、そんなことをしながら、帚木蓬生『聖灰の暗号(上下)』新潮文庫を読了。読み出したら止められない、という意味で海外の冒険小説に比肩する出来。
写真は、最近贈られた、坂崎重盛さんの新刊『名著再会「絵のある」岩波文庫への招待』芸術新聞社、鈴木博美さんからは、装幀された詩集『40人』星和書店
坂崎さんのは、「彷書月刊」に連載されていた原稿を含む。挿絵のある岩波文庫、という着目が坂崎さんらしい。文庫の目録に、イラスト挿絵の描き手のクレジットが入っている、というのはなるほど、と思った。記述のないものもあり、それは手に取って確かめるしかない。とにかく、手作業、目作業の成果がこの本になった。詩集『40人』は、麻布の手触りのカバー紙に、タイトルと蝶の絵がエンボスで、つるつるする特殊加工がしてあり、それが効果的。
朝日、土曜日のbe「読者とつくる」というアンケート記事「昨年、音楽CDを買いましたか?」によれば、「はい」が49%、「いいえ」が51%と約半々。音楽CDの売り上げは、1998年比で半分以下に落ちているそうだ。過去のジャズ、ロックの名盤、アンソロジーなど再発ものが元気がいいところを見ると、新譜の売り上げは、数字以上に落ちているかもしれない。一部人気アーティストと、そうでもない人との差が広がる。一方、インディーズでのCD発売が容易になって、なんだか音楽業界も混沌としてきた。先のアンケートで「いいえ」と答えた人のその理由の一位が断トツで「音楽を聴くこと自体が減った」というのもウームだ。ぼくなど、中古だが、いまジャズや昔のフォークのCDを買うのが楽しくて仕方がない。