連休もおしまい

okatake2011-02-13

12日夜は「キャットフィッシュ」で拓郎ナイト。オーナーの関さんのおかげでたくさん集まった。最初にちょっとぼくが拓郎について語り、あとは、多摩ディランさんとよしだくたろうさんの熱唱で盛り上がる。くたろうさん、選曲も構成も歌唱も完璧ではなかったろうか。拓郎の声や歌唱をなぞりながら、歌を自分のものにしている。そこがすごい。「ものまねではないんです」とおっしゃった意味がよくわかる。最後に、16歳のとき、ペニーレインで本物の吉田拓郎と遭遇し、握手をしたエピソードをオリジナルの曲にしたのも披露。
ところどころ、ぼくが間の手を入れようと、あここれ準備していったのだが、あまり出しゃばらず、これはもう客になって聞いたほうがいい、と思う。蕃茄庵さんも病み上がりなのに、献身的に進行と、ウェイターを務めてくれ、おまけに息子さん娘さんまで受付等を担当してくれて、すっかり人の情けにおぶさったイベントになった。
13日は一度へんな時間に目覚め、『絵草紙屋 江戸の浮世絵ショップ』をメモを取りながら読み、また眠る。午後、高円寺即売会へ。加藤日出男『東京の若い根っこたち』は、「あった、あった。」にいいネタ。「ビックリハウス」20号記念号に久保田二郎和田誠による植草甚一インタビューが掲載。これを読むと、扉以外、本文はすべて「久保田二郎」が「次郎」になっている。
西荻で下車、「音羽館」「なずな屋」へ顔を出す。「なずな屋」で聞いた話。小学校四年生ぐらいの美形の男の子が熱心に図版(カタログ)を見ていた。かたわらの母親に「ぼく、これ見てると、心がすごく落ち着くんだよね」と買ってもらった。それが東大寺の図版だった。母親は歌舞伎の本を買ったようだが、おそるべき母子なり。「どんぐり舎」で酸味ブレンドを頼む。やっぱり、ここのコーヒーはうまい。低い音でがジャズがかかっている。お客さんもよく入っていて、西荻らしい店だ。
今夜はぼくが料理当番なので、国立まで戻って、西友で買い物。その前にセールをやっている「ブ」へ寄ったら、おやおや糸織ちゃん。同じエリアで動いているはずなのに、「ブ」で会ったのは初めて。ちょっとお茶して情報交換。「ベイシー」の話になる。ぼくは「ブ」のセールで、フジモトマサルさんの『二週間の休暇』を半額で買う。ほか数冊。「デ」でジャズを3枚。これも「ベイシー」熱のなせる技。デクスター・ゴードン「GO」、「ジェリー・マリガン カルテット」、ヴァーブ「ザ・モダン・ジャズ・セクステット」を買う。 
今夜はお好み焼き。牡蠣を買ったのでそれを入れよう。醤油味のほうがいいかもしれない。あと、阿佐ヶ谷「はんなり屋」で食べた春菊の入ったお好み焼きがおいしかったので、今夜は春菊を入れたのも焼く。