今夜は失敗

本日、夜7時30分よりユーロスペースで「海炭市叙景」(キネ旬9位)が上映される前に、少し、佐藤泰志について喋ります。なんだか「海炭市叙景」芸人みたいになってきました。光栄ですが。
http://www.eurospace.co.jp/
今週末22日(土)は、東京堂書店本店で「黒岩比佐子さんDVD上映会」が開かれます。ここでもちょっと喋ります。
http://www.tokyodoshoten.co.jp/
来月2月6日は仙台入り。火星の庭さんのお招きで、これまた「海炭市叙景」がらみのトークショーに。前野久美子さんの本が今月末、仙台文庫で出るみたい。
http://www.kaseinoniwa.com/
2月12日(土)は、国立キャットフィッシュで岡崎武志プレゼンツ「拓郎ナイト」。ぜひおこしください。拓郎にまつわるぼくの赤裸々な青春記。「拓郎あるある」などを予定。よしだくたろうさんが、拓郎そっくりにガンガン往年の名曲を歌います。お問い合わせ、ご予約は同店まで。
http://local.yahoo.co.jp/detail/spot/b245718dd8a202b0752b8e518011f108/
このほか、3月には西荻ブックマークで、あの古本屋ツアー・イン・ジャパンさんと古本対決をします。また、同月には「オカトーーーク! ブックオフ芸人」も控えている。
3月28日で54歳になりますが、そのあたりまで、とにかく走り出します。
昨日は鷹の台「ゆめや」にひさしぶりに寄って、ご主人と喋る。店内がすっきりして、在庫を半分くらいに減らしたとか。硝子まどから陽が入ってぽかぽか暖かい。文庫が半額なので3冊。小林信彦『世界の喜劇人』も半額で買う。金子光晴が桜井滋人相手に語ったエロ話『金花黒薔薇艸紙』が小学館文庫から出ていたなんて知らなかった。「みどり文庫」さんにも寄り、ちくま文庫『文豪怪談傑作選 室生犀星』を買う。500円を300円に負けてくれた。みどり文庫さんから、植村達男さんが昨年末に急逝されていたことを知らされる。『神戸の本棚』など、読書人に好まれる古本・読書随筆の本を上梓されていた。近所にお住まいで、取材したこともあるし、何度か、ばったり会って言葉を交わしたりする仲だった。享年69。ご冥福をお祈りする。

午後、光文社新書HPのための連載原稿「蔵書の苦しみ 4」を送付。近日中にアップされると思います。
3時ごろ家を出て、西荻下車。「なずな屋」「音羽館」に、「拓郎ナイト」のチラシ置かせてもらう。「音羽館」均一で数冊。「なずな屋」は「ちい散歩」に出た翌日が休みで、昨日、やっぱり反響があったようだ。シルクスクリーンのことを何か誤解した電話があり、印刷を頼むという注文があったそうだ。
荻窪「ささま」にもチラシ、置いてもらう。こちらも均一で数冊。下村海南『四番茶』は珍しい一冊。『永井龍男自撰作品集』は315円で、見ると欲しくなる。
神保町へ移動。筑摩のAさんと打ち合わせ。ほんとはこのあと渋谷へ行くので、最初、渋谷でと思ったが、喫茶店と言っても渋谷では思いつかないし、落ち着かない。こういうときは神保町「ぶらじる」に限る。今年、文庫、単行本、連載と三つの企画がAさん担当で、筑摩書房において控えている。そのうち、連載企画は、ぼくのこれからのライター家業の大きな柱になりそうな仕事で、話していて武者震いする。今年は、ほんとうにやらなきゃあ。
タテキンでも三冊。ドイツのABC絵本は図書館廃棄本だがいい感じ。
最後は「ユーロスペース」。「海炭市叙景」上映前に喋ることになったが、最初のギャグでいきなり滑り、しーんとなる。これで一挙に緊張して、あと何を話したかわからない。頭が真白になった。ユーロスペースのお客さんに余計なギャグは不要と知る。人前でのトークは、百戦錬磨で、そこそこうまく喋る自信があったが、今夜は失敗。