朝日新聞」に訃報が出た。

彷書月刊」編集人の田村治芳さん死去
 田村治芳さん(たむら・はるよし=古書情報誌「彷書〈ほうしょ〉月刊」編集人)が1日、食道がんで死去、60歳。通夜は6日午後6時、葬儀は7日午前10時30分から東京都文京区小石川3の14の6の伝通院繊月会館で。喪主は妻満子さん。東京の古書店主らが85年に創刊、通算300号の昨年10月号で休刊した「彷書月刊」に当初からかかわった。

昨日、「彷書月刊」皆川くんから電話。田村さんの訃報を、朝日は佐久間さんに頼んだが、毎日は誰に頼めばいいかと言われ、魚雷くんの名前が浮かんだが、さて電話番号がわからない。書評担当のIさんにコンタクトを取り、皆川くんに伝える。皆川くん、もう社員じゃないのに、ほんとうに大変だ。

林哲夫さん「http://sumus.exblog.jp/」、浅生ハルミンさん「http://kikitodd.exblog.jp/12629305/」が、通夜と葬儀の日程と、それぞれの田村さんへの思い出を綴っている。

共同通信からも、田村さんの連絡先について、電話が。これから、各紙に訃報か記事が出るはずだ。

今朝の朝日、文化欄に関川夏央高峰秀子の追悼文を書いていて、それは関川節ともいうべき、いい原稿なのだが、最後、高峰秀子が小津の作品には出ていないような書き方になっていた。「宗方姉妹」にちゃんと田中絹代と出演している。これは、当方の読みようが悪いのか。それでも、ちゃんと「宗方姉妹」について触れないと、やっぱり知らない人が読めば、小津作品と縁がなかったように読める。
「宗方姉妹」がないので、「浮雲」を。