12月3分の1

okatake2010-12-11

10日、神保町「書窓展」。山口から牧野先生、神戸から中島先生参戦。誘って「ヒナタ屋」でカレーとコーヒー。牧野先生、夢のなかに現れる古本町がある、とのこと。ぼくも最近こそ見ないが、よく見たなあ。「ヒナタ屋」は若い人たちで席が埋まり、ちょっとうれしい。帰り、パリの裏町ふうのエレベーター動かず、歩いて下りる。すれちがうのに苦労する狭い階段なり。
書窓展では、売り払ったばかりの文壇資料『四谷花園アパート』がやっぱり必要だと思って買いなおす。400円。ピポー叢書の『フォンブール詩集 言葉の風車』も欲しくなった。300円。これはNHKラジオのテキストだったのか『コドモのテキスト』昭和七年は二色ながらきれい。執筆者はいずれも一流。徳川夢声の小説も載っている。500円。などなど。水谷昭夫山本周五郎の生涯』人文書院300円は、電車のなかで読み出したら、小説仕立ての評伝でおもしろい。
サンデー毎日を終え、神保町へ戻り「ぶらじる」で一休み。「ギンレイ」で「瞳の奥の秘密」一本だけ見る。これは25年の時間差を描いて、チャーミングで、しかもずしりと来る映画でした。
夜は赤坂でTBSの忘年会。飯田橋から有楽町線で「永田町」で降り、あとは歩けばいいと思ったが、「永田町」なんてこれまで降りたこともなかったから、地下で迷い、地上に出て迷う。しかし、おかげで赤坂見附跡と石垣を拝むことができた。忘年会が終り、タクシー券をもらい、タクシーで帰還。
12月も3分の1終わった。