今日はまるで正月みたい

okatake2010-12-08

ゲラ3本に手を入れて返すなど、いくつか仕事を済ませて、午後外出。四谷下車。空は晴れ、空気が澄んで,風が少し冷たく、おだやかな午後で、なんだか正月みたいだなあ、と思う。
四谷から歩いて千代田放送会館へ。ここで「週刊ブックレビュー」の録りがあるのだ。今回は、ぼくのほか、俳優の池田成志さん、時代小説作家の諸田玲子さんがt出演。お二方の推薦本を読むのに、ぎりぎりまでかかった。ぼくは近代ナリコさんの『京おんな モダン・ストーリーズ』を紹介。そのほか、短く紹介したのは関口良雄『昔日の客』と、林哲夫編著『書影でたどる関西の出版100』。担当ディレクターの一人が水口くんで、ほかのスタッフに「ほんと、水口くんとは、親兄弟よりよく顔を合わせている」と笑わせる。司会は、ぼくは初めての藤沢周さん、それにアナウンサーの守本奈美さん。奈美さんは、毎朝のようにNHKニュースで顔を拝んでいる。収録はあっというまに終わった。リラックスしているように見えるかもしれないが、じつは、いつも非常に緊張していて、アドレナリンが大量に分泌するため、終わると放心する。
控え室に帰ると、今回特集の朝吹真理子さん(ドゥマゴ賞を処女作で受賞)がいらしてて、握手を求められる(そこにいる全員と握手する人なのだ)。光り輝く「朝吹」の血を受け継ぐ25歳。真っ黒な衣裳、痩身、長い黒髪、顔の半分を占める黒い瞳と、一目で、やっぱり違うなあ、と思う。
放送は12月18日朝8時半から、再放送は21日(火)9時から、いずれもBS2であります。事前に買って、この日、着下しの衣裳で臨んでおります。と、いっても無印ですけどね。
これで、年末進行を含むピークは越えた。あとは忘年会、締め切りがいくつか、それに晩鮭亭さんと「アン・サリー・ライブ」へ行く。