okatake2010-10-02

午後、国立まで散歩。古本屋巡り。谷川で、いわずと知れた仕入帳の洗礼を受け、レジ傍らに入荷したばかりの植草甚一スクラップブック10数冊を「いくらつけたらいい?」と聞かれる。月報はあるけど、帯がないので、「500円から800円ぐらい」と答えておく。さあ、こうなると「それじゃあ」と手ぶらで帰るわけにいかなくて、中村邦生編『生の深みを覗く』岩波文庫を400円で買わせてもらう。
図書新聞」から、ポプラ社文庫「百年文庫」パンフと、見本一冊が届く。古今東西の短篇まぜあわせ、漢字一文字のテーマで三編を編んだアンソロジー。ラインナップから一冊選んで、エッセイを書く仕事。あれえ、図書新聞、原稿料安いなあ。「彷書月刊」よりまだ安い。なんでもやらせてもらいますが、ほんと、われわれフリーはどうやって食べていけばいいんだろう。ひっぱりだこで、大学の先生やって、連載がだんご状態で、講演などもひっきりなしで雪だるま式に稼いでいるのは、ほんのひとにぎりですよ。前途多難どころか、前途はない、でしょう。
しかし、「百年文庫」はいい感じなので、いっしょうけんめい書きます。まあ、それしかない。
DVDで「黄金の七人」をヨッパライながらまた観る。90分弱ぐらいで、いい感じ。まあ、日本では作れませんね。