三浦哲郎(みうら・てつお)が亡くなった。つい先日、朝日のインタビューが掲載され、今後の抱負を語っていたから驚いた。三浦はなんといっても、一家の暗い血の歴史を書いた『白夜を旅する人々』、短篇集の名作『拳銃と十五の短篇』が忘れがたい。新潮文庫に三分冊で入っている短編集はすべて荒川洋治さんが解説。これもいい。「とんかつ」という一編を読めば、かならず「とんかつ」が食べたくなる。ああ、今日の昼はとんかつを食べて三浦哲郎を偲ぼう。
このところよく聴いてるのが一青窈「key」。「あった、あった。」は越路吹雪リサイタルパンフ。「ビッグイシュー」にはねじめ正一荒地の恋』を書きました。
川上弘美さんのエッセイ集『此処彼処』によれば、駒場東大の桜が穴場で、校舎の女子トイレの落書きに「脱構築してみればぁ?」と書いてあるそうです。女性の方、確かめてきてください。
明日売りの「サンデー毎日」著者インタビューに、大阪・青空書房『ぎっこんばったん』、それに「ナヴィ」というコラムコーナーに「彷書月刊」休刊について書きました。
ひさしぶりに、今朝、亡くなった親父の夢を見る。オンボロの軽で父親が運転し、ぼくが助手席。道に迷って途方にくれるという夢。中学時代の友人もひさしぶりに出てきた。現実逃避の願望が反映されているらしい。
スタン・ゲッツをバリバリ鳴らすなり。やらねばならぬこと、やりたいことに気持ちを近付けながら一歩踏み出すこと。