日めくり

「あった、あった。」は江森陽弘『六本木夢狂走』。元朝日社会部の記者で、モーニングショー司会に抜擢された。
TBSは夏休みの終り、宿題の自由研究に困っている小学生、およびその親のため「増田書店」をうろつき、『身近な雑草のふしぎ』という去年に出た本なのだが、おもしろいのを見つけてきた。
サンデー毎日」のナビという小ネタコーナーに「彷書月刊」休刊について書くことになった。
BSの昭和回顧もの「日めくりタイムトラベル」を、そうだなあ、これまで4、5回見て、見るたびに、これはぼくのテーマだから見ておかないとと思いながら、3時間という長さがおっくうで、あるいはやるのを知らずにパスしてきたが、昨晩、昭和40年の回を見る。レギュラーコメンテーターの水野裕子という若い女の子のぼくはファンで、この番組で初めて見たのだが、いつもしっかり適確にコメントして、頭のいい子だなあ、と感心していた。昨日は、花粉症とかで、声が出なくてかわいそうだった。がんばれ、水野裕子
昭和40年は、べ平連、エレキブーム、夢の島のハエとネズミ退治がメインのネタ。エレキのところで、作家の芦原すなおさんが出てきて、ベンチャーズを生弾きしてみせた。芦原「青春デケデケデケ」すなおさんを、ぼくは二回インタビューしており、いつもうちとけた感じになって、いい人だなあと思っていた。そう言えば、梨本勝もぼくはインタビューしている。「汗かき」というネタではなかったか。となれば「自由時間」だ。カメラマンの注文で、外へ出て、ハンカチを頬にあて、天を見上げて「あちーっ」って感じのポーズを、「はいはい、これでいいですか」と気軽にやってもらったことを思い出す。
コニカシングル8(私にも写せます)が、どういうふうに画期的だったかもようやくわかった。8㍉ネタでは大林宣彦監督がVでコメント。大林さんにも2回インタビューしている。20年もこの仕事をしていると、ずいぶんいろんな人に会ってきたことになる。また、そのうちけっこうな人数があっちへ行ってしまった。
昨夜から一週間、毎晩、日めくりの再放送が流れるらしいのだが、できるだけ見よう。
今夜、「日めくり」平成19年放送の「昭和62年」をやっていたが、番組が始まったばかりで練れてなかったのか、なんだかつまらなかったなあ。そもそも、昭和62年「バブル元年」に、ぼくが何の思い入れもない、というのが大きい。神保町は地上げ攻勢にあい、この年、一坪5000万近くまで地価が高騰したという。当時の神保町の証言者として嵐山さん登場。
この回がつまらないのは、水野裕子がまだ出演していないのも大きいぞ。昭和62年生まれの歌舞伎役者、スポーツ選手などが登場していたが、なんだか、みんないかにも頼りないなあ。20代前半ならそんなものか。俵万智「サラダ記念日」をみんな知らなかったのにもビックリ。1975年生まれの、ファミコン好きの河相我聞(字、合ってるかな?)も知らなかった。「ぼく、小学生だったんですもん」と言い訳してたが、ブーム(社会現象となった)はしばらく続いたし、その後の活躍を考えても、知らないとはなあ。ちょっとは本、読めよ。