かっこわるいこと

午後、テレビをつけたら倉本聰が出ていて、「北の国から」の黒板五郎の配役は、最初、高倉健に始まって、緒方拳、中村雅俊西田敏行藤竜也など候補があったという。そのなかに田中邦衛もいた。最終段階で、「このなかで、一番情けない奴は誰だ」ということで田中邦衛になったという。オドロキだ。中村雅俊の黒板五郎なんて、考えられる? なんか、テレビも水道もないけど、ギターがあって、歌い出しそうだもんな、純と螢の前で。「悲しみに出会うとき〜」。純のナレーションがかぶさって(ここだけの話ですが、うちの父さん、けっこうイケてます。かっこいいです)なんて言いそうだからな。血はつながっていないから、義妹の竹下景子が惚れちゃって、岩城滉一が「いやあ、そりゃあ、ないよ。おじさん」。丸太小屋が燃えても、「総理〜っ!」って、かつての教え子が集まって、すぐに立て直しちゃう。そして、夕焼けに向って「いくぞ」「おー」と走り出す。最後に字幕が「小屋は燃えても おれたちにも燃える熱い心があるから それでいい」
えっ、もういいですか? 仕事しよっと。
昼食たべがてら、「ブ」で「上を向いて歩こう 永六輔作品集」という2枚組のCDを買いました。ジャケットが和田誠だと、やっぱり欲しくなる。