日曜日

枚二出身の後輩、「大阪ウォーカー」編集長の玉置くんが、変なことやります。枚方ツィッターサミットというんですが、興味のある方は、ちょっと覗いてみてください。
http://twipla.jp/events/599
『書肆紅屋の本』を、ちょっと丁寧に読んでいたら、いろんなことがわかりました。なにより、父の代で潰した代々続く和菓子屋の息子、というのが紅屋さんの正体。「紅屋」は和菓子屋の屋号。つまり、紅屋さん、小林信彦みたいじゃないか。
ぼくの名前もたびたび出てくるのだが、ゴッドハンドと行こう古本ツアーの際、国立「ブ」で、紅屋さんがTカードを忘れたとき「武士の刀だよ」と言ったというのだ。いかにもいいそうなことだ。そのほか、とにかく、そのたびにつまらないことをずいぶん言っている。しかも、それが全部、いかにもぼくが言いそうなことなのだ。ぼくは「いかにも言いそうなこと言い」芸人だ。善行はわりとトリッキーな突っ込みをするタイプ。同じ芸人でもタイプが違うんですね。
さあ、仕事しようっと。

そう言えば、中村雄二郎って、名前聞かなくなったなあ、と思って検索したら、どうも二度も大病し、静養中らしい。年齢も1925年生まれとあるから、85歳。一時期、って80年代、よく名前が並んだ山口昌男が1931年生まれ。
中村雄二郎文化放送にいたのですね。丸谷才一が、大学を出たてのころ、文化放送を訪ねていったら、応対したのが「若くて、明るい屈託のない表情の知的な男」で、そのものしりぶりに驚く。20年後、「週刊朝日」の書評委員会で再会したら、それが中村雄二郎だった。

ビッグイシュー安部公房箱男』について書く。苦労しました。なにしろ、前衛だからね。

夕食後の散歩。国立「ブ」で珍しく新書4冊。中西隆紀『幻の東京赤煉瓦駅』平凡社立川談志『談志映画噺』朝日、中野翠『今夜は落語で眠りたい』文春、小野俊太郎モスラの精神史』講談社現代。落語がらみの2冊は、一箱などで売るつもり。ほか二冊は資料ですね。こうして見ると、新書にもなかなかおもしろいものがあります。