NEGIシアターの夜

okatake2010-07-19

昨日はNEGI邸恒例のビデオを見る会。吉祥寺「無印」バーゲンで白シャツ一枚。「ブ」で2冊。300円のクーポン券をくれた。
最寄りのD駅で待ち合わせ、今回は人数がいつもより少ない。途中、スーパーでビール買う。
この日は、ぼくが所持している「遠くへ行きたい」の第一回(1970年)永六輔篇と、71年伊丹十三の親子丼篇。最初は「六輔の」とかいうようなのがタイトルについていた。永六輔の番組だったのだ。
夜のヒットスタジオ1000回記念」はダラダラと見る。いちばんみんなの関心が集まったのは、やはり「文學ト云フ事」だろうか。食い入るように見て、そのスタイリッシュな映像含め、秀逸な出来に感心していた。これはお金がかかってる。いまではできませんよ、と北條くん。NEGIさんの手料理も、茄子煮、特製ポテサラ、鶏とネギの塩煮、二種のパスタなど、どれもいつでも店ができるレベル。北條君が買ってきたスイカまるごとを、切って、分けてデザートに。みな、口々に初スイカだと言っていた。
石原くんが独身時代、倉庫の二階に住んでいて、風呂無し、トイレなし(共同でもなし)物件で、だから、部屋に帰るまでにトイレを済ませておくんだと言っていたのが印象的。「いや、それはキツいっすねえ」とブーイングに近い突っ込みが入った。
前川つかさ『ビンボーマニュアル』で、晩鮭亭、NEGI、ぼくが盛り上がり、なぜあんなビンボーで冴えない主人公(コースケ)に、あんな出来のいい、可愛い彼女がいるんだと憤慨。晩鮭亭さんが、「むかし読んだときも悔しかったが、いま読んでもやっぱり悔しい」と吐いたのに爆笑。
じつにたわいない話で夜が更けた。
「文學」のビデオの余りに、ちらりと「なんでも鑑定団」に、鑑定員として20年以上前の田村さんがちらりと写っているのが残されていた。

そうそう、先日、上々堂の精算へ言った時、連雀通りの「ブ」で、いつもはほとんど買えないんだけど、村上龍・春樹『ウォーク・ドント・ラン』をあっさり拾いました。なかなか、見ないよねえ。「日本の古本屋」で見たら、あれえ、けっこうついてるじゃないの。3件ひっかかって、どれもBクラス、あるいは並で5200円が二件、1万円つけてる店もあった。村上春樹が1949年生まれ、龍が52年生まれで、この本が出たのが1981年。つまりアラサー対談。で、なんだか幼稚っぽいというか、やっぱり若いね、二人とも。文庫化や再発を拒んでる(のでしょう、やっぱり)のは、いまさら、こういうもの出されちゃ困るってことでしょう。フィリー・ジョーのハイハットがすごいって話で、龍の発言。
「なにも特別なことやってるわけじゃないんですよ(両手でドラムを叩くようにして)。カチーッチ……これだけ。このリズムだけで、なんかブンブンくるわけ」
いやあ、これ、恥ずかしいでしょう。