あのときかもしれない

okatake2010-07-02

昨日はTBSラジオのあと、ギンレイで映画を一本観て、高田馬場「王将」でギョーザを食べ、ビッグボックスを覗く。長田弘『あのときかもしれない』文科出版局・昭和五十六年は『深呼吸の必要』の前身ともいうべき絵本詩集。300円。乾くるみ『蒼林堂古書店へようこそ』徳間文庫は、ミステリ専門の古書店を舞台にした小説。あれだけ大量にある文庫のなかから、背文字に「古書店」とあるのが、五倍ぐらいの大きさで目に飛び込んできた。林美一艶本紀行 東海道五十三次河出文庫は、先日、黒岩さんのイベントでお披露目した艶本『閨中膝磨毛』がどういうものかがわかる本だ。
中央線「音羽館」で、さささと買って、広瀬くんとお茶しながら四方山話。先日、このブログで書いた黒岩さんイベントで、「ただ一つのことを除いて」と書いたのは黒岩さんの病気のことです。自身のブログで告白されていることだが、他人があれこれ書くことではない、と思って控えました。しかし、そこが変な誤解を招いたようで、数人の方から「あれ、どういうこと」と質問を受けました。削除しておきます。
7月2日 高円寺「西部展」を経てサンデー毎日。「西部展」は金曜から日曜まで三日間開かれる。11時着。魚雷くんがいた。けっこう買ってたな。ぼくはおとなしく三冊。『オレたちひょうきん族』昭和57年は、315円。この番組自体は、ぼくはまったく引っかからなかったのだが、番組本として、バラエティブック的な作り方に引かれて買う。表紙が秋山育、本文イラストに安西水丸南伸坊と、この手の作りの本としては冴えた人選。編集がアイランズなのは、同番組に高平哲郎構成作家として参加していたからだろう。高平哲郎本の一冊といっていいかもしれない。日本の古本屋で6件ヒット。900円、1000円は状態が悪く、良好のものは1800円とか2000円ついているのは、その辺を加味した値段かもしれない。いずれにせよ、ありそでなさそうな本だ。
サンデー終えて「ギンレイ」で残りの一本「抱擁のかけら」を観る。主演のペネロ・クルスが、作中の女性に「美しすぎる女」と言われる通り、息をのむ美しさで、それだけで観ている価値はあるかもしれないが、途中までぼくはちょっと退屈した。ただ映画の中で映画を撮る映画であり、ビデオカメラ、写真撮影と、見る、見られることをはっきり意識化した映画だ。
添田唖蝉坊の歌った「東京節」をユーチューブで探したら、こんなのが出てきた。バックのモダン東京の映像がすばらしい。途中、ビルの屋上から鳩が飛び立つシーンがあるが、これは朝日か毎日の社屋で「伝書鳩」だろう。
東京節 Tokyo_bushi (Marching Through Georgia) Enka

今月24日(土)「みちくさ市」に出店します。「キク薬局」さんの前です。今回、社の移転で忙しい「くちびるごう」さんはお休み。「暢気文庫」さんとペアを組みます。あれ、今回午後2時から、なのね。日暮れが遅いから、6時半まで。ひさしぶりに打ち上げに出ようかしらん。
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