700円弁当のありがたさ

okatake2010-03-27

移転リニューアルの新「高円寺 古本酒場コクテイル」がいよいよ本日開店です。途中経過の報告や、開店が遅れたのは、業者にまかせず、狩野くんがおそらく自分と仲間だけで店を作っているからだ。これまでもそうして店を作ってきた。国立の初号店から知ってるぼくとしては、本日は行けるかどうかわからないが、いずれお祝いにかけつけたい。
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中央公論社120年史』をいただきました。瀟酒な装幀の立派な本です。ありがたいなあ。出版社の社史はぼくの好物なので、これはちゃんとメモを取りながら読むつもり。怒れる時代、1968年、社内で労使の紛争があったこともちゃんと書いてある。これで宮脇さんが傷ついたのだ。のちフリーの物書きとなる要因となる。
五月刊の野呂邦暢随筆集『夕暮の緑の光』(みすず書房大人の本棚」)の解説再校ゲラが届く。これを返せば、いよいよ手を離れ、刊行を待つ身となる。自分の本じゃないけど、自分の本が出るのと同じくらい、楽しみ。いい仕事をさせてもらった。五月には諫早へも行けるし、がんばって生きていこうと思う。
大人の本棚」には、あと石田五郎も入れてほしい。
金曜はサンデー毎日。中央線に事故が重なり、少し遅れて竹橋へ。1時近くなると、飲食店街の北海道料理店の店頭で売る弁当が安くなる。ここで1000円の幕の内が700円になるのをよく買う。カニや野菜の煮付け、エビ、ホタテフライ、焼き魚ほか、おかずがごはんをとりかこみ、ごはんにはほぐした鮭の身とイクラが散りばめてある。なんともぜいたく。これ持って花見に行けば、酒のあてにもなるほど。
帰り、文省堂の外文庫で2冊100円。コミガレは空振りで、東京堂みずのわ出版から依頼された「スムース13 晶文社特集号」150冊にサインを入れにいく。東京組がサインを入れ終わると、京都へそのまま送られ、そこで京都組がサインを入れるという、大変な手間だ。ぼくは慣れているので、150冊を30分でサインした。ナンダロウ、魚雷諸氏、あとはよろしく。
三省堂前から駿河台下交差点を歩いていると、海ねこ、徳尾、股旅、ハーフノートブックスほか古本屋さんたち一行に出会う。いま昼飯を食べたところだという。もう3時半ぐらいになっていたが。即売会を少し覗き、数冊を買う。
昭和36年「平凡」1月号フロク歌本はアキラが表紙。なんで、こういうのを見ると、つい買ってしまいたくなるのか。「永井 NAGAI」という表札前で、靴をはこうとするフランク永井のお出かけを、じっと見守るしづ子夫人のナイスな写真あり。
あと、もう4時過ぎだというのに、新潮文庫洲之内徹『絵の中の散歩』が200円で転がっていた。しめしめ。
会館を出たらなぜか予報になかった雨。御茶ノ水「デ」でCDあさっていこうと思ったのに、却下。帰る。