今日は古本12冊しか買わなかった

okatake2010-03-12

今日はサンデー毎日。神保町「城南展」で5冊、1500円強。文庫の切り崩しで見つけた小林信彦『とう、しまった、とうきょうと打ってしまった。しばらく風車が回り作業が中断。『東京少年』をずっと読んでて、城南展でポプラ社の「のびのび人生論」シリーズ、青島幸男『なんだ! 勉強なんて』を見つける(写真)。これが400円。装幀となかの挿絵が和田誠だ。小林も青島も昭和7年生まれで、ふたりとも日本橋の生まれ。わりあい近いところにいた。この二冊を読み比べると、きっとおもしろい。みなさん、この青島の本、注意して見つけてください。村島健一の『風速80米笑いのネタ』という新書もいい買い物。晶文社本を二冊。コミガレでも晶文社本を二冊。サンデー終えて、高円寺「都丸」カベキンでまた数冊。並木路子『「リンゴの唄」の昭和史』は「あった、あった。」に使えそうだ。コクテイル、開店は4月にもつれこみそう、と聞いた。「音羽館」で文庫を一冊買って、広瀬くんと喋る。追加で入荷した「スムース」もすでに売れてしまったそうだ。「まだ、売れるでしょう」と広瀬くん。
そういえば、「本の雑誌」4月号の巻頭に、「スムース」が取り上げられていると聞いて、さっそく読む。ありがたいことだ。しかし「スムース」のメンバーが「モテ系」というのはどうか。少なくとも、ぼくは身に憶えがまったくないなあ。
『千年の祈り』を書いたイーユン・リーの次作は長編『さすらう者たち』河出書房新社。これは新刊で買う。たのしみ。

昨晩おそく、文庫用本棚の前に四層になって積み上げられた本棚からはみだした文庫の塔を、えいやっと切り崩し、数千冊というところか、かたっぱしから見ていき、とうとう丸谷才一『雁のたより』朝日文庫を見つける。ここに野呂の「鳥たちの河口」を評した文芸時評が入っている。ティッシュボックスに立てられてあった文庫を、すべていったん箱から出し、また積みなおす。気の遠くなる作業だった。
そうそう、スムースのメンバーが出品する、リブロ名古屋の古本市がもうすぐ始まります。東館4階までどうぞ。
会期は3月20日(土)〜4月18日(日)
誰がどんな本を出すか楽しみ。見るだけでも楽しく、買えばもっと楽しい。前回もそうでしたが、ものすごく売れたら、追加も送ります。