腰がスースー

okatake2010-03-06

冷たい雨が降っています。菜種梅雨というそうですね。なんだか、このところ、ずっと腰のあたりがスースーして、これも更年期障害というやつでしょうか。
金曜は「紙魚の會」を覗いて(9冊で2500円)、サンデー毎日へ早めに行く。ライターの栗原さんを一度、担当のIさんに引き合わせることになり、いっしょに食事をしながら喋る。栗原さん、解散した内外の音楽グループ(キャンディースを含む)の本を数名と執筆中だという。
サンデー終え、高円寺「都丸」カベキンへ。真っ当な古本買いのヒトたちをカッカさせた、板倉鞆音訳『ケストナァ詩集』のようなものはそうそう拾えない。エリ・ヴィーゼル『死者の歌』晶文社の新装版を500円、ほか三冊。音羽館では広瀬くんとお茶。「西荻ブックマーク」はスタッフの熱情が渦巻いていて、もう9月までのラインナップが決定している。9月には、秋に公開予定の映画「海炭市叙景」を盛り上げるイベントをまたやる。
このところ、武満ばかりを聞いているのだが、「デ」で石川セリが武満の歌曲をうたった「MI・YO・TA」を買う。井上陽水小室等つながりで武満の知己を得て、武満が陽水をいたく気に入っていた。石川セリは言うまでもなく陽水夫人である。「MI・YO・TA 」は、武満の葬儀のとき、黛敏郎が一つのメロディを歌った。それはかつて黛が担当する映画音楽の助手を武満がしていたとき、武満が創った曲で、使われなかったが黛が覚えていたものだという。それに谷川俊太郎が詩をつけた。編曲は服部隆之、ギターは松原正樹。豪華な布陣ですねえ。
「股旅堂古書目録」3が届きました。性風俗、猟奇、犯罪といった裏社会の軟派ものを、圧倒する質量でぶちかましている。「金儲け〜商業資料」なんてページのたてかたは、股旅堂ならでは。目録ご希望の方は、http://www.matatabido.net/までお問い合わせください。この目録自体が貴重な資料ですよ。ただし、電車や喫茶店のなかで置き忘れないように。
ちくま文庫新刊、嵐山光三郎昭和出版残侠伝』の解説を書き、見本が送られてきました。巻末の目録をみると、なるほどぼくの本は『古本病のかかり方』以外は記載されていません。それ以前のものは品切れ、ということでしょうね。「音羽館」には旧著が揃っていて、昨日、サインしてきました。よかったらどうぞ。