春だったね

okatake2010-03-03

今日は春の汗をかきました。あたたかかった、と書いて、「た」と「か」が連打していることにきづく。
自転車を小平中央公園に停めて、西武線で所沢。「彩の国古本まつり」へ。初日に行くのは珍しい。一階が100円均一になるというので。で、20分前ぐらいに駅前に出たら、入口に長蛇の列が見える。おそれをなして、書店でほとぼりの冷めるのを待ち、行列が動き出したのを見て会場へ。100円はけっこう買えました。本会場でも晶文社本中心に数冊。『ライカによる第十一回伯林オリムピック写真集』がいちばんの買い物か。文庫は見る元気がなく、ちくま文庫の『岡本かの子全集』だけを追って、急行のスピードで見ていく。けっきょく一冊も買えず。
月に何度かという携帯に着信あり。あわてて出ると、朝日新聞出版からで、桂米朝師の取材をお願いしていたのが、決まった。3月半ば、大阪へ行きます。興奮してきた。
午後は新所沢へ。グーグルマップのチェックで、けっこう古本屋が集まっているエリアだと知り、さっそく行く。東口と西口、両方回ったが、両者のにぎわいの差が著しい。西友のある方が街で、ない方は町だ。初めて降りた駅だと思っていたが、西口へ回り、ああここかとわかった。リブロの古本市で昨年だったか、TBSの帰りに寄ったことがあったのを憶い出した。古本の収穫はあまりなかったが、こうして知らない町を歩くのはじつに楽しい。久保田眞二『ホームズ 2』ビジネスジャンプを見つけたのが収穫か。あのシャーロック・ホームズの助手役が、日本の少年・明智大五郎で、その息子が明智小五郎というファンタスティックな設定。絵もストーリーの運びも画面構成もまず申し分ない。
「ブ」で安くはなかったが、小澤がサイトウ・キネンで振った武満徹の曲集CDを買う。「ノヴェンバー・ステップス」も入っている。ちょうど電車のなかで読んでた小室等『人生を肯定するもの、それが音楽』岩波新書に、武満の話がたくさん出てくるんだ。
古いビデオを引っ張り出して、「東京落語会400回記念」番組を見る。小朝、三木助、昇太がスタジオで司会。Vを見る。記念の会では小三治司会で、小さん、米丸志ん朝、上方から米朝、襲名したばかりの文枝が口上を。驚いたことに、このメンバーのなかから、すでに三木助、小さん、志ん朝文枝がこの世にいない。