風邪の初期みたい

okatake2010-02-10

新生「コクテイル」開店を目指し、奮闘中の狩野くんがブログで近況をアップ
「古民家の再生のようなことをやっている。築九十年の長屋に積もり積もった新建材をはがし、元の梁を柱を出し、掃除し、磨きをかけ、そしてこれから新しい物を作りあげる。すごいことしてると思う。すごいものが出来そうな気がする」
国立の店に始まって、高円寺1、高円寺2と、その都度、ガラリとイメチェンしてきた「コクテイル」だが、次も期待できそうだ。

ずっと膝掛けをしてパソコンに向う。背中がぞくぞくし、今日も鼻水が止まらず、風邪の初期症状なり。今日は「サン毎」で仕事(明日が休みで早まった)。つねに書き手を探している「サン毎」担当者に、ぼくはときどき助言するのだが、栗原裕一郎さんにもご登場願い、担当者がいたく気にいってしまった。「すごくシャープで、いい原稿書く人ね」とのこと。紹介した私も鼻高々。ディック・フランシスの新作も、競馬をやらないと難色を示された栗原さんに、ぼくも競馬やらないけどフランシスのファンと後押しをした。そしたら、引き受けた栗原さんは競馬場に足を運んだという。書評を一本書くのに、ふつうはそこまでやらないが、頭が下がるのだった。
今日から池袋西武で、古本市があり、帰りに立ち寄ることにする。あんまり広くない会場にわさわさと人がいる。やはり晶文社本に目がいき、『吉行理恵詩集』は函入りのを持ってるが、柳生弦一郎の猫の絵をあしらった新装版もいいので買っておこう。植草甚一『即興と衝突』は晶文社じゃないけど、なぜか読みたくなって。荒川洋治さんのエロルポ『ボクのマンスリーショック』気争社は、新潮文庫版もあんまり見ないけど、こっちはもっと見ない。買うべし。小学校のとき愛読した秋玲二の学習まんがのこれは初めて見た『よっちゃんの勉強漫画』、岡山文庫の『岡山の内田百けん』などを買う。鼻水が出て仕方ない。
レイアウト変わった下のリブロもちょいと覗く。全体が見渡せるレイアウトになって、明るくなった印象。入口の面陳の棚も目を引く。辻山くんはいなかったなあ。
このあとせっかくだからサンシャイン近くに出来た巨大「ブ」へ行ってみた。途中、ティッシュ配りの若者が川の杭のように立っていて、誰か一つくれんかなあ、と思って歩けど、若い娘専門らしく、ぜんぜん呉れない。池袋「ブ」は行くだけ無駄だったなあ。あんなに本がたくさんあってまったく買えないようじゃあ、どうにも仕方ない。と言いながらせっかくだから、鷲田清一『ことばの顔』中公文庫、武藤康史『国語辞典で腕だめし』ちくま文庫など買ったのだが。
明日、TBSが終わったら、体調と天気次第で話題のあの古本市へ行くつもり。