スムース13号 まるごと一冊晶文社特集号 できあがり!

okatake2010-02-06

本日、わが家にも「sumus13 晶文社特集号」とどきました。12号が2004年だから6年ぶりか。うーむ、やっぱり6年、いろんなことがあったなあ。あ、そんな感慨にふけっている場合じゃない。じっくり、ぱらぱらあちこち読んで、これはいい出来の特集号になったとニンマリ。元営業部の高橋千代さんの労作「スクラップ通信」がたくさん再録できたのもよかった。書店関係者しか読めなかったものだからね。魚雷くん、扉野くんがそれぞれの眼から中川六平さんのことを書いているが、これがまたそれぞれいい文章。いい書き手だなあ、とうっとりする。そのほかもろもろ。晶文社本の書影、各雑誌に掲載された広告など図版も多数。さすが、林さんです。非常に読みやすいレイアウトと編集。巻末の「1973年目録」の復刻も効いている。最初、ぼくの持ち物だった、この目録を復刻しようということから、話が始まったのですが、これだけ充実した内容になるとは想像もしていなかった。
本日、午後、はりきって西荻音羽館」へ20冊納入に参ります。3時以降には並んでいると思います。なにしろ部数は少ないですから、これを逃すとそれっきり。「音羽館」の分も今日、明日には売り切れるかもしれません。すぐに古書価がつくでしょう(また、すぐそういういやらしいことを。だから大阪人は嫌われる)。
とりあえず「sumus」のメンバーと乾杯したい気分です。
あ、われらが北條くんが「ブックジャパン」で激賞している、岩瀬成子『オール・マイ・ラヴィング』(集英社)を買いました。書評の力ですねえ。北條くんの書評を読んでるときは気づかなかったが、あれえ、岩瀬さんって、あの中川六平さんの『ほびっと』に出て来る、ほびっと体験を小説にした『朝はだんだん見えてくる』の、あの岩瀬さんじゃないか。だから、この小説の舞台のモデルとなったのは、おそらく岩国だ。