本、冷えてます。

okatake2010-02-03

「なにもかもがなんでこんなにうっとおしいんだろう」(吉田拓郎「風邪」)と、「いまぼくは幸せです イヤなことを忘れたら」(沢田研二「いまぼくは幸せです」)の両側を振り子のように揺れながら、今夜は麻婆豆腐を作る。後者は沢田が自分で作詞作曲した曲。タイトルの表記は違うかもしれません。シンガーソングライター沢田研二がつくった同名アルバムが、ぼくはけっこう好きです。
いちにち仕事、というのはウソだな。夜、NHKの知る楽で「高田渡」、SONGSで岡林信康を見る、聞く。
平田俊子さんから新作長編『スロープ』(講談社)が送られてくる。平田さんは、ぼくが密かに(なんて言わず大声で、と書いたほうがいいか)応援している作家で、昨年の『私の赤くて柔らかな部分』も、某雑誌のアンケートでベスト5に入れた。今回も楽しみ。「海を越え、坂で遊ぶ、大人小説の醍醐味」というキャッチあり。
昨日は、昼飯たべがてら自転車散歩。青梅街道沿いの「古本市場」へ寄ってみたが、100円棚が本が半分くらいしかなくて、ガタガタ。店員の数が減らされて、手が回らないのじゃないだろうか、とこれはこちらの想像。何も買わず、外へ出て隣りを見ると、文教堂というチェーンの新刊書店がつぶれていた。本の冷え込みを見せつけられた感じ。
「みどり文庫」さんへも久し振りに寄った。お茶をごちそうになりながら四方山話。ネットで注文のあった薄く小さな本(文庫だろうか)を丁寧に梱包されていたのが印象的。オーディオ機器メーカーに勤められていて、地方で大きな工場が建てられていた黄金期の話を聞く。『古本道場』(ポプラ文庫)を200円で買う。