盛林堂すごい!

直木賞白石一文佐々木譲さんに決まった。佐々木さんは、神保町でインタビューしたことがある。穏やかな一流企業の管理職、というイメージであった。おめでとうございます。
昨日は、ラジオを終え、帰宅してのち溜まった新刊を音羽館へ売りに行く。いつもはこのあと興居島屋へ寄って帰るのだが、そうそう、南口へしばらく行っていないと思い、盛林堂を訪ねる。若き二代目が帳場に座っていて挨拶。ぐるりと棚を見るが、一部、先代の商品が残っているものの、文芸書の棚ががらりと変わり、その充実度にたまげる。田中小実昌のコンプリートに近い蒐集や、井伏鱒二周辺の中央線文士ものも揃っているし、継いで6年というが、よくここまで精選、錬磨してきたものだ。均一も充実している。挨拶がてら、中野実『新婚リーグ戦』春陽文庫400円を買う。そうそう、春陽文庫、創元推理もどえらい量があった。
吉祥寺まで歩き、藤井書店に寄って帰ってきた。