みぞれまじりの心なら

okatake2010-01-12

おお寒い。午前、歯医者へ。山中伊知郎みたいな喋り方の先生に、ずっと週一で治療してもらっている。もう半分以上、銀冠で舗装され、007のジョーズみたいになってきた。歯を噛み合わせると、カチカチと金属音がする。お金がかかります。
その足で国立まで出て、「ブ」でごそごそ買ったり(草野大悟朗読「檸檬」ほかCD)、100円ショップで付箋を買ったりして、帰ろうと思ったら雨、じゃない霙だ。ぶるぶる震えながら自転車を漕いで家まで。部屋に入ってもまだ、足元がすーすー。風邪の初期症状。
あちこちからファクスが吐き出されてくる。対処に大わらわ。共同通信から書評依頼。またクセ玉らしい。前回は『心霊写真』だったもんな。
ビッグイシュー」は締め切りを忘れていて、いそいで宮部みゆき『理由』を書く。
川端風はまだ吹いていて、実業之日本社から送っていただいた、『乙女の港』復刻と普及版二册函入りを読む。女学生同士の疑似恋愛「エス」という隠語は、「シスター」(姉妹)の頭文字と知る。昭和13年の刊。この年、『雪国』も刊行。
夜はおでん。ほとんどベッドにもぐりこんで読書、仕事。