夜「スタンバイ」で11年もプロデューサーを務めたF氏が異動になり、その送別会。
午後家を出る。ちょっとごふさた気味の「ギンレイ」で、ウディ・アレン「それでも愛するバルセロナ」1本だけ観る。鼻の下が長い、と言うが、鼻の上が異常に長い馬顔のハビエル・バルテムを巡る三角関係、いや四角関係を描く。このところウディ・アレンお気に入りのスカーレット・ヨハンソンが主演。しかし、途中、観ていていらいらしてきたな。要するに、もうそんなお年頃ではない、ということだ。
夜までの時間つぶしに、神保町へ。新幹線の回数券をチケットショップで購入する用事もあった。神保町について、初めて今日から「古本まつり」だと気づく。ワゴンには大勢の客が壁を作っていた。
三省堂の古書部も寄ってみた。明るく清潔な店内に、さまざまな古本屋が棚貸しで出品している。新刊書店の経営だから、品切れ絶版本に限る、かと思ったら、けっこう流通している本もそのまま並ぶ。羊頭書房さんの100円文庫棚から4冊買っただけ。「ぴっぽ」さんの棚もあった。思ったより安く値付けしている棚がいくつかあった。あとはふつう。文芸書に目録に出すみたいに、きっちり値付け(つまり我々からすると高い)している棚もあり。それぞれの店が、それぞれの事情で出しているから、ばらばらだ。それがいい、という客もいるだろう。
東京堂」へ寄るが、畠中さんには会えなかった。会える確率が、ぼくの場合3割ぐらいか。
「ぶらじる」で時間をつぶし、赤坂へ。荒川さんの隣りに座り、ひさしぶりに文学や詩のこと、荒川さんと話す。タクシーで帰還。
「ありえへん話」をチェックして寝よう。