京都の事,少し

okatake2009-08-16

日中は暑いですが、日が落ちると涼しいですよ。秋の蟲もないている。夏の終りから秋へかけて、いい季節です。土の匂い、草の匂いが恋しくなります。
土曜日はうつらうつらしながら、おとなしく自宅待機。「小雪」効果か、「ディラン・セカンド」でも角のハイボールがよく出るという話だった。いま、バーで角のハイボールを頼むと、抽選があって、グッズが当たる。ぼくも「キャラメルママ」で角のハイボールを頼んだら、抽選ができて「A賞は小雪が来て、作ってくれるかな」などとおやじギャグを言いながら、C賞の「ウイスキーがお好きでしょう」と声が流れる角壜のミニボトルが当たる。それで、昨日は自分でも角のハイボールを作って飲む。
ウェッジ文庫から内田魯庵『獏の舌』、食満南北『作者部屋から』が届く。前者は「サンデー毎日」の短評に押し込んだばかり。この反時代的ラインアップがどこまで続くか、見ものだ。賭け好きなら、次に何が入るか、賭けの対象になるところだ。『昔日の客』も脈あり、か。
善行堂に「二月十四日」の詩人、金子彰子さんが見えたみたい。ぼくが置いていった「下鴨」本を買って帰られたとか。50冊近く置いていったので、また「善行堂」へおこしの方はチェックください。山本がどんな値付けをしているかも見もの。
京都では、ひさしぶりに国立近代美術館へ寄って、野島康三展と併設の無声時代ソビエト映画ポスター展を見る。どちらもよかったなあ。ソビエト無声映画は、こないだ下高井戸で見たばかりだし。カタログも買った。そのあと善行堂で会ったアホアホ中嶋くんにも「見ておいで」と推薦しておく。ポスター展のカタログは10冊は買っておいたほうがいいぞ、とも。中嶋くん「いやあ、10冊はいりませんけど」と笑っていた。
善行堂では、何か買って帰ろうと思い、山本が下鴨で仕入れたばかりの庄野潤三ザボンの花』のあかね書房版(鈴木義治さしえ)を買う。まだ、値段がついていなくて、「いくらなら買う?」と逆に山本に言われて、言い値で買う。いくらで買ったかは「彷書月刊」の次次号を。しかし、山本から本を買うというのは、じつに変な、不思議な気分の体験だった。