手塚能理子の貧乏本発見

okatake2009-07-14

昨日、夕方に歯医者の予約を入れていて、朝にも「歯医者」、昼にも「今日は歯医者だぞ」と自分で念を入れていたのに、あっさり忘れてしまった。仮歯を入れているので、ものが食べづらいことこのうえない。ほとんど噛み切るだけで、胃の中へ流し込んでいる。
昨日は夕食後、ひさしぶりに娘と、歩くと20分近くかかるスーパーまで散歩。ぼくは娘と歩くとき、中学生レベルのくだらない話しかしないことにしている。それを娘がよく覚えていて、前来たとき、ここでこういったと復唱する。もう少し大事な話をしてやるべきかもしれない。
今日は「貧乏本」について、また撒き直しで、原稿を書き始め、昼食後国立「ブ」、羽衣「いとう」と資料さがし。前に石原くんが、「ガロ」の手塚能理子が書いたすごい貧乏本があるんですよ、と言っていたが、それを「いとう」で見つけた。狙った、汚らしい表紙はほんとうに汚らしい。帯に「パンツのきたない人はきらいだ」と、これまた汚い文字で描き殴ってある。タイトルは『ビンボー自慢』で400円。なんだか経年度が高いが、もとから汚い感じの本なので。いや、やっぱりよく見ると、こんなものによく400円つけるな、という汚さだ。
高田宏『猪谷六合雄』(リブロポート)を少し読んで、ああ、そうだ、猪谷を貧乏列伝に加えようと思う。ほんとは、自分の蔵書をちゃんと点検すれば、それだけで本が書けるはずなんだ。
「だいこんの会」が、ある事情でいったん解散となり、新たな組織で別の飲み会を作る。今度は、出入り自由というのではなく、会員の誰かがちゃんと知っている人だけでやろう、ということになる。いろいろ難しい問題があるものだ。ただ、やることはあんまり変わらないんだが。それでも演劇、映画、音楽、落語など文科会が各種、ここで知り合った人たち同士で計画され、みんなそれなりに楽しくやっているようだ。楽しくなければ、こんな集まり、やってもしかたない。
今週また忙しく、気持の余裕がないところだが、そんなところへ旧知の編集者が「会いたい」とメール。そんじゃ、吉祥寺の「サムタイム」でもと誘う。金曜日、中本マリが歌うのだ。こいつは楽しみ。こうして、気持に積極的にはずみをつけていくことが大切だ。