雨だす

okatake2009-06-16

今日いちばん笑ったのは、本街探偵で拾った某ブログのコメント欄。村上春樹「1Q84」を「アイキュー84」と夫が読んだというのに対して、こんなコメントが。

「その方はわたしの夫にたいへん似てますね。夫は「村上春樹って南極探検とかして遭難したんだよね」と言ったぐらいなので。どうやったら植村直己と混同できるのでしょうか。不思議です。」

ううむ、強烈だ。村上春樹植村直己とでは、「村」が一致しているだけ。ジャンルもまったく別だし。ぼくは、その「夫」さん、好きだな。

いつも裏切らない「あしび文庫」さんが、今回もおもしろいぞ。
http://d.hatena.ne.jp/ashibibunko/

思い出したこと。先日の「観月」合宿で、ナンダロウくんが8時ちょい前に目をさまし、「いま、何時だ。あ、8時だ。『つばさ』見て来よう」と、テレビのあるロビーへとことこ歩いていった。どうしても見逃さないつもりらしい。
昼飯食いがてら「ブ」へ。本も買ったがCD3枚。山崎まさよしライブ『Transit Time」、ボブ・ディランを2枚「BLOOD ON THE TRACKS」「Bringing It All Back Home」。

今日はいちにち太宰を読む。「なんでも鑑定団」で、Vでは心筋梗塞で入院し退院したばかりというくたびれたおっさんが、スタジオに現れてるとびしっとしたなりで、なんと出品したお宝が、太宰治の中学時代の同人誌のコンプリート。同人の一人に祖父か父か、がいたという。びっくりぎょうてん。扶桑書房さん登場。400万円がついた。お宝を持ったゲストが松村邦洋で、紳助が何か松村に喋らせるたびに「どうです、川藤さん」「たけしさん」とものまねを要求する。それに答えて、寸時になりきる松村の早業が冴えている。「おまえ、死にかかってからおもろなったな」とつっこみ。いや、見応えがありました。
当分、忙しいです、ほんまに。ちょっと逃げたくなってきました。
山下武氏死去。ぼくは、もう10年以上前、山下さんが主催する古書研究のサークル「参土会(サンド会)」に一度参加させてもらった。山下さん、酒を召し上がらないのか、要するに酒ぬき、サンドイッチとコーヒー、紅茶で歓談する、というのでサンド会。毎回、発表者がレジュメを作り、出版、ミステリ、大衆文学の本格的な研究を披瀝し、質疑応答があるという、ガチガチの堅い会だった。ぼくのような軟弱な古本好きは恐れをなして、その後、足が遠のいた。書影を撮るため、古書を出版社に貸し出すということをせず、コレクションは門外不出だったのではないか。相当なコレクションのはずだ。青弓社から多数「古書」シリーズを出しておられ、ぼくもいちおう、ほとんど持っている。一時期、よく古書展などで見たが、そう言えば、最近はあまり見なくなった。ご冥福をお祈りする。