仙台「一箱古本市」参加します!

okatake2009-06-09

上がり屋敷でのトークショーが終り、外へ出たとき、前野さんから「27日の一箱古本市、参加してください」と言われた。最初、函館の帰り21日に仙台へ寄ると言いながら、行けなくなった負い目もあり、即答で「よっしゃ、行くよ」と答えてしまう。前野さん、すごく喜んでくれた。
でも、いま、わが家は緊縮財政で、お金がない。しかも、あの仕事、この仕事も滞ったままで、いったいいいのかな、と思いながら、どうせ、いつ逝くかわからないんだからと、変な理屈をつけて、移動の切符と宿の手配をする。せっかくだから、10年以上ぶりに新潟へ行って、米沢、福島と短時間だが途中下車して前夜、仙台に乗り込もうと計画をたてる。これで「彷書月刊」の連載が2本は書けるだろう。やっぱり、地方の古本屋が出てこないと、おもしろくないものな。
来週半ばに、ある仕事で、数名と都内の旅館に合宿。19から函館、26から仙台と、お泊まりが多い月になった。7月、山本善行の古本屋が開店したら、また京都へ駆けつけなくてはならない。
上原隆さんから、最新の文庫『にじんだ星をかぞえて』朝日文庫を送っていただいた。「朝日新聞」夕刊に連載された、人物ノンフィクション・コラムをまとめたもの。つらい人生を生きる人々に取材して、細やかな視線を送る原稿は、新聞のなかでは異彩を放ち、ずっと愛読してきた。こういう文章が新聞に掲載されることは、ほんとうにいいことだと思っていたのに、春ごろ、連載が終ってしまった。上原さんに礼状を書く。
国立「デ」で、ハンバートハンバートのアルバム「焚日」を買う。前から気になっていたアーティストだ。聞いてみると、これはいい感じ。