西荻改札前を通り過ぎてしまった

okatake2009-04-10

昨日はとにかく暑かった。朝、TBSを済ませ(長尺のパターンで時間が伸び、用意した話では時間が余っちゃった)、今日、昼間神保町で紀田順一郎さんを取材するので、昨日にサンデー毎日を振り替え、それまでの時間、飯田橋「ギンレイ」で時間をつぶす。2本見るつもりだったが、インド・カルカッタの売春街に暮らす子供たちを扱ったドキュメント「未来を写した子どもたち」を、途中、半分くらい寝てしまう。ああ、こりゃあ、眠くてとてもダメだと外へ出てしまう。飯田橋「ブ」は、いつもながらとっかかりのない店で、それでもなんとか一冊は、と未読のマックス・アラン・コリンズリンドバーグ・デッドライン』文春文庫を買う。リンドバーグの息子が誘拐、殺された事件(これは事実)の真相に、架空の探偵(もと刑事)が挑む。文春文庫の青背ミステリははずれがないので、いいだろう。
飯田橋から神保町まではてくてく歩く。タテキンの前で、X社の渡辺洋さんとバッタリ。食事がまだという洋さんと「ミロンガ」へ移動して、あれこれ喋る。洋さんの娘さんが、今年春から国際基督教大学へ進学。この娘さん、英独仏露にいまチェコ語を勉強中という語学の天才で、ぼくも「一箱古本市」で会ったことがあるが、末恐ろしい女の子。「錺粽」時代の同人の話など。
サンデー終え、音羽館開高健対談集『午後の愉しみ』文藝春秋福永武彦『異邦の薫り』新潮社を均一で。『異邦の薫り』は2冊持ってて、それでも安く見ると、まだ欲しくなる。店内で、読書好きの女の子たちを四コマ(カラー)で描いたCOCO今日の早川さん早川書房を300円で買い、車中でパラパラ読むが、本好きの生態をマニアックに描くという点で、もちろんおもしろい部分もあるのだが、うひゃあとガツガツ読むところまでいかない。一つは、これ、コンピューターを使って描いていて、絵はきれいなのだが、同じ絵をコピーペーストして(少し手を加え)、次のコマ、また次のコマにも使う。それがどうした、モンクがあるか、と言われると困るが、ちょっと乗れない原因ではないかと。
広瀬くんから「海炭市叙景」映画化決定の募金パンフをもらい(帰宅したら委員会から送られてきていた)、地元、函館では盛り上がっているらしいが、東京でどう応援するかを相談する。
以下、くわしくは映画「海炭市叙景」製作実行委員会のHPをごらんください。
http://www.cinemairis.com/kaitanshi/
あれやこれやを考え、頭のなかが整理つかなくなり、広瀬くんと別れ、西荻駅へ向い、改札前を通り過ぎてしまった。昨年から企画段階だった、ナンダロウくん、魚雷くん、向井くんを巻き込んでの仕事が本決まりになり、今月末までにやらねばならぬこと、などを考え意識が飛んでしまったのだ。

第6回 不忍ブックストリート一箱古本市 ぼくは3日に参加。場所は「貸はらっぱ音地」。雨、降らないだろうね。