雨の水曜日

okatake2009-03-25

書肆紅屋さんが、ついに名古屋「スムース」トークの全貌をアップしてくれている。これはすごい。紅屋さんのまとめを読んで、そうだそうだと憶い出して来た。ありがたい。これは家宝にします。

http://d.hatena.ne.jp/beniya/20090320

おやおや、ピッポさんも、同じくスムース・トークを紅屋さんとダブらないように、うまく報告してくれています。やっぱ、ピッポさんは詩だな。

http://blog.livedoor.jp/pipponpippon/

当夜の会場の写真はナゴヤブックマークのブログにアップされています。

http://blog.bookmark-ngy.com/?search=%A5%CA%A5%B4%A5%E4

なんだか雨の水曜日、という感じの一日でしたねえ。
そうそう、坪内祐三さんから送っていただいた『人声天語』文春新書をぼちぼち読んでます。万引と新古書店、ネット心中、飲酒運転、果物泥棒など、三面記事的世の事象について、敏感に反応し、その反応ぶりをすかさずコトバにしている。「メディアの視線のずれ」を厳しくチェックし、「個人的な声」をまっとうに反映させる。「人声天語」とはよく名づけたものだ。焼酎ブーム、シングルモルトブームを鼻であしらう文章では、「やはり私はシングルモルトの似合わない男なのだろう。そいつはシブイぜ」と坪内節を聞くことができる。
実業之日本社から『少女の友 創刊100周年記念号』が届いた。函入りにきれいな本。明治41年創刊、昭和30年終刊の少女雑誌から、ダイジェストでページを復刻。函から本体を出すと、思わず匂いをかいだ。特殊なインクを使っているのか、なんともいえない出版のいい匂いがした。『ベスト・オブ・谷根千』を紹介したところなので、ラジオではむずかしいが、どこか媒体を探して紹介したい。
ジョン・ダニング『災いの古書』読了。古本探偵がサイン本コレクターにまつわる殺人事件の真相を追う。『失われし書庫』に比べたらちょっと落ちるか。それでもじゅうぶん楽しんだ。
彷書月刊」4月号は「翻訳監』特集。りぶる・りべろ川口さんの「私の関わった翻訳書」が謙虚な前置きが長くてもったいないほど読ませる。薔薇十字社の編集者時代、装幀のことで、堀内誠一と何度か会っている。そして澁澤さんも。ナンダロウさんの連載は「Sanpo magazin」を取り上げる。ぼくは鵠沼海岸「余白や」さんのことを書きました。連載は135回に達した。
22日が移動中に見られなかった吉田拓郎のNHKライブを、友人の白石に録画してもらい、本日、CDRが届いた。さっそく見る。リハーサル風景や、田家秀樹のインタビューを交えながら十数曲を歌う。「夜霧よ今夜もありがとう」なんてのも歌う。新曲も4曲歌った。座付き写真家ともいうべき田村仁が、むかしのコンサートツアーの写真を持参。猫やイルカと一緒に旅先で写された写真。当時は、ギャラもあんまり出なくて、夜行で東北へ行って夜行で帰ってくるような旅を繰り返した。朝、6時とかに上野について、構内の立ち食いでうどんを食べる。それがきまりごとだった。旅先の旅館ではざこ寝。呉越同舟でたくさんのミュージシャンが次々入れ替わり出てくるようなコンサート。「頭脳警察」の後、とかになると拓郎、困ってしまった。そういう楽しい話を聞いていると、一年ぐらい、スムースのメンバーで移動しながら、トークライブをやる、というような妄想がわいてくる。


いくつか気になるイベントの告知を。

◎第3回 月の湯古本まつり 〜銭湯で古本浴!〜
近づいたイベント二つ。

2009年4月4日(土)  定休日の銭湯にてズラリ4000冊を販売!

詳細はこちら>>http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20090309

月の湯で鯉のぼりを泳がせませんか?

詳細はこちら≫月の湯かわら版: 鯉のぼり、募集しています

蟲文庫さんの「かめむしトート」も販売予定みたいです。


■4月10日(金)

松倉如子 ライブ

この春、二度目の松倉さんのライブです。3/21に都合の付かない方はこちらへどうぞ。もちろん両日のご来場も歓迎いたします。

日 時 :4/10(金) 19:00開場 19:30開演

チャージ:投げ銭

出 演 :松倉如子 渡辺勝 中川五郎

詳細はこちら>>http://blog.livedoor.jp/k_cocktail/archives/50782858.