冬はおわりに

okatake2009-03-18

昨日は「春」でした。玉川上水沿いを自転車ですいすい走る。ポクポクした土の道に、葉を落とした並木、まだ周辺に畑が広がっている。自然に口笛が出る。大村憲司「春がいっぱい」を吹くと、ほんとうに春の気分がしてくるのだった。
教育誌2誌のコラムを書く。名言・名セリフの方は、ヴェルレーヌ「「冬は終りに」を堀口大学訳で。


冬は終りになりました。光はのどかに一ぱいに、
明るい天地にみなぎって。
どんなにさびしい心でも、
空気の中にちらばったこのよろこびには負かされる


昨晩、家族で肉を喰い、「上々堂」へ追加補充と精算に行く。「上々堂」では、売れるのは8割が文庫で、品切れの新潮、ちくま、講談社文芸、中公などが人気。しかし、このあたり、もはや「ブ」その他でも、ほとんど拾えなくなっている。ちくま文庫なんて、4、5冊しか105円棚にない店があって、ううんとうなってしまうのだった。