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okatake2009-03-11

11日は、朝は寒く、昼過ぎから暖かく、夕方から猛烈に寒くなり、雨が降り出した。おかしな天気だった。
TBS原稿『東京見聞録』をなんとか送り、昼前に外出。神保町。JPICの尾崎サンと中華で昼食、「エリカ」でお茶しながら、20日に迫った、最後の「読書の腕前」講座の打ち合わせ。ゲストは荒川洋治さん。ついに、という感じだ。ぼくと荒川さんとの関わりを説明すると、尾崎さん、驚いていたようだ。
「タテキン」で、プレヴェールの仏洋書詩集(ペーパーバックだがかっこいい)100円、『ロラン・バルト映画論集』ちくま学芸文庫200円を買う。「@ワンダー」均一で、捜していたアナトール・フランス『少年少女』(岩波文庫)100円を見つけるが、財布に小銭がない。しまった。1000円札で100円の本一冊を買う度胸がない。外の壁均一をさんざん見てまわったあげく、『現代の眼』1980・5(現代流行歌考)を315円で拾い、ようやくレジへ。
4時から「ぶらじる」で、MFの単行本打ち合わせ。ようやく企画が通り、いよいよ始動。
サンデー毎日」終え、帰り「西荻」下車。「音羽館」均一で、篠田一士『樹樹皆秋色』筑摩書房300円、「ミュージックマガジン増刊 ジョン・レノンを抱きしめて」300円を買う。広瀬くんとお茶するつもりだったが、夕食がまだだったので、ちょっと一杯、カウンターで飲み、食べる。広瀬ジュニアの二人目が生まれたばかりで、ケータイの写真を見せられる。二人でしばらく子ども談義。
帰りに電車で、『樹樹皆秋色』を読む。追悼文を中心に編まれた評論集で、中村光夫論が入っている。しかし、どうも篠田は悪文なり。読点の多用がスタッカートみたいに、文章をぶつぎりにする。

以下、工作舎石原くんから

3月29日(日)は午後7時から高円寺・コクテイル
岡崎武志ライヴが行なわれますが、
その前にちょっと足を運んでいただきたいのが下記のイベント。
カーネーションの直枝さんは古本者としても有名。
お相手の大山さんも伊藤若冲を研究する美術古書狂。
フランク・ザッパの話題だけでなく、ディープな古本話も飛び出すかも。

ZAPPA PLAYS ZAPPA再来日公演記念トークショー
大山甲日(『大ザッパ論』)vs直枝政広カーネーション
ザッパ最新ディスクガイドジョッキー
日時:3.29(日)17:00〜
参加費無料
場所:ディスクユニオンお茶の水駅前店(JRお茶の水駅・聖橋口前)
〒101-0062 千代田区神田駿河台4-3新お茶の水ビル2F(サンクレール2F)
info:03-3295-1461

◎プロフィール
大山甲日(おおやま・こうじつ)
1951年生まれ。京都在住の染織家にして、世界で最も濃密なフランク・ザッパ研究書
『大ザッパ論』1&2(工作舎)の著者。日本盤ザッパ紙ジャケット・コレクションの
全解説も手掛ける。現在、江戸時代の奇想画家・伊藤若冲の研究書を執筆中。

直枝政広(なおえ・まさひろ)
1959年生まれ。結成25周年を迎えたカーネーションのvocal&guitar。レコードジャ
ンキーとしての博覧強記ぶりは著書『宇宙の柳、たましいの下着』(boid)でも発
揮。4月15日には新生カーネーションによる新録マキシ・シングル『ジェイソン』
(Cosmic Sea Record)をリリース。