雪ですねえ

okatake2009-03-03

おや、雪ですか。
この時期、家内に確定申告を毎年、まかせっぱなしで、申し訳なく生きています。昨年、本がぼくとしてはたくさん出たので、その分の税金の支払いが今年、来るわけで、家内もうーん、とうなっています。今年は締めてかからねば、とのこと。「いよいよ、となったら、肩を叩いてな。生命保険目当てに、不摂生しまくって、ぽっくり行くから」と、いつもぼくは言います。そんなことされたら、後に残った者が困るのよ、と家内は言います。
そういう窮状を、うちは娘の前でも平気で言います。困るとぼくはいつも、娘に「○○ちゃん、頼むわな」と言います。娘は「だから、何を?」と答えます。
「あった、あった」は新田次郎八甲田山死の彷徨』を。映画の「天は我々を見放したか」は流行語になりましたが、原作を読むと「天は我等を見放した」となっていました。凍死した兵士役で大竹まことがいたんですね。「彷書月刊」連載は、鵠沼海岸「余白や」を中心に「耕書堂」などを紹介。また、鵠沼海岸へ行きたくなりました。「だいこんの会」有志でツアーを組みますか。鎌倉、藤沢、鵠沼海岸。志織ちゃん、ひとつ……って、いいかげんにしなさい。
今日は、なんだか、ビル・エヴァンスばかり聞いていた。そういう日があるものだ。
夕方、身体をほぐすため国立まで歩く。「みちくさ」均一に色川武大『なつかしい芸人たち」単行本初版帯300円。店内音楽書棚に植草甚一『雨降りだからミステリーでもーー』が400円。文庫棚に、講談社文庫「江戸川乱歩推理文庫」の45番以降、つまり、一番手に入りにくい小説以外の巻がずらり、200円から250円で並んでいる。ぜんぶ買ってもよかったが、下品なので、4冊だけ拾う。
いまはチャーリー・ヘイデン「NOW IS THE HOUR」を聞いていて、チャーリー・ヘイデンではこれと、パット・メセニーと組んだ「ミズーリの空高く」が好きだ。前者は、函館の地下のジャズ喫茶で、ばかでかい音で聞いて、とろけそうになるぐらい感動して、すぐ買ったんだ。
いま、ウイスキーの水割りを作り直して、CD置場から鈴木勲「アコの夢 AKO'S DREAM」を引っ張り出してきた。これもいいんだ。山本善行の下宿でLPを最初に聞いて、しびれて、中古でやっと見つけて買ったのだった。
幻戯書房から山尾三省『銀河系の断片』が送られてきました。山尾三省といえば、安保、コミューン、ほびっと村、スナイダーなんてコトバが連想ゲームのように浮かぶ。最後は屋久島か。そのエッセイを精選したコレクションだ。
あ、そうそう、3月29日コクテイル、52歳バースディライブの告知ハガキをコピー機で刷りました。今週、中央線「音羽館」「興居島屋」「ささま」などでに置かせてもらうつもりです。今回は「乙女のワルツ」を歌う。これが第一目的。あと「ありふれた奇跡」の加勢亮、ノムラのシルエット酷似問題を語るつもりです。もちろん古本入札市もします。あと、1990年の手帖が見つかったので、東京上京当時のことを、この手帖を片手に語りたい。泣いてしまうかもしれません。