広島で本のイベント 火星の庭はもうすぐ

okatake2009-02-18

あれ、もう18日か。2月は28日までしかないから、あんまり残っていない。海文堂の福岡さんが上京していたみたいで、顔を見たかったが、誘われず淋しい。忙しがってるようなことを、ここであんまり書かないほうがいい。「okatakeさん、忙しそうだから」と挨拶がわりによく言われるが、そのことで遠慮されることがつらい。どんどん誘ってください。行けないときは、行けないと言いますから。
3月にピッポさんと、詩について話すことになっているため、詩集や詩の本をパラパラ読んでいるのだが、井坂洋子さんのエッセイ『コトバはホウキ星』(だったかな、いま手元にないので)のなかに、バレンタインデイにあわせ、チョコレート会社が募集した「詩」(井坂さんは選考委員)が一つ紹介されている。金子彰子の「二月十四日」という詩だが、これがすばらしい。井坂さんの紹介もまたすばらしい。井坂さんは「私が書いたみたい」というようなことを書いていたが、これは最高のほめことば。たくさん応募してきたなかで、「二月十四日」というタイトルはこの詩だけで、それだけでセンスがわかるよねえ。最初だけ引く。あとはピッポ対談で紹介します。

いわし焼く夕方
「焼き方が足りんぞ」
その一言に堰がきれ
とめどなく嗚咽漏らす


涙の中にいわしが泳ぐ


意表をつく書き出しだが、失恋という、あまりにありきたりな、どうやっても着地点は同じの題材を、高踏的にならず、うまくコトバですくいあげている。検索したが、金子彰子はその後、「鳩よ!」などに作品を寄せているみたい。いま、どうしているだろう。
昨日は、水戸芸術館が出している「WALK」という雑誌から依頼を受けた「日記」を、このブログで書いた一月分に削除、加筆、補足して送る。400字で50枚はあるだろうか。他の執筆陣もユニークで、これはできた雑誌を早く読んでみたい。
中公新書通巻2000点刊行アンケート」を、ようやく3点えらんで送る。なにを選んだかは内緒。記念小冊子にお歴々ととともに並ぶ予定だから、ぜひ、書店等でゲットしてください。ぼくが中公新書が偉いと思うのは、各新書がこぞって出す、ジャズガイド本を出していない(はず)ところ。ぼくはジャズファンだが、そこにこの新書の品位を感じる。デザインを変えないことも含めて、ね。
「古本購入帖」が更新しました。和田誠週刊文春」表紙を貼付けて。


仙台「火星の庭」では「文庫フェア」。文庫王と名乗ったこともあるぼくとしては、黙っていられない。
「青春18」を使って行こうかしらん。


「9周年感謝企画 文庫フェア」

2/26(木)〜3/2(月)*期間中休みなし
OPEN/11:00〜20:00(日祝は19:00まで)

火星の庭特設スペース(!?)に、1000冊以上の文庫が並びます。
懐かしの出版社のもの、絶版文庫、人気作家の文庫、定番おなじみの
文庫まで、小さな宝物がいっぱいです。
わくわくする「文庫狩り」に来てくださいませ。

*期間中特典もあります。


book cafe 火星の庭

〒980-0014 仙台市青葉区本町1-14-30 ラポール錦町1F
tel 022-716-5335 fax 022-716-5336
E-mail kasei@cafe.email.ne.jp
URL  http://kaseinoniwa.com

以下、広島で行われる予定の本のイベントの告知です。だいぶかたまってきました。

■ 名称 「お好み本ひろしま2009」

■ 運営 お好み本ひろしま
        隊長 財津  副隊長 田上
        隊員 9名(含む 中国新聞 守田氏)

■ 2009年10月下旬〜11月上旬

■ 「一箱古本市
   「カタリベカフェひろしま
        など

また、お知らせいたします。
近日中に ブログ開設予定です。
                財津
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■ 良い本が生きているところ、暴力は生まれない■

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