とりあえずノートを作る

okatake2009-02-11

BSの手塚治虫特集を毎日、見ているが、だんだん惰性になってきている。今夜は作家で医師の海堂尊、が出ていたが、なんだか、顔が似顔絵で描いたマンガみたいだ。言ってることも、みごとにつまらない。これでは、本を読んでみようという気にはなりません。
聖智文庫さんから、目録2点とどいたが、カラー図版のページが多く、ううんとうなりながら見るだけ。しかし、これはよく集めたもんだなあ。どういうルートを持っているのか、上澄みの、いちばんいいところだけを集めた感じだ。モダニズム資料や、笑芸ものなど、あざやかなセレクトで、こうして売って散逸するのがもったいないぐらいだ。
TBS「スタンバイ」で、『ベスト・オブ・谷根千』を紹介することにして、放送原稿を書く。
午後、立川栄「ブ」で、山本周五郎を所持、未所持確認せず、三冊、買う。心が弱ったときは、山周が効く。
夕方、珍しい(ひさしぶり)の人から、2人、たてつづけに電話がある。一つは、吉田拓郎の生涯ラストのツアー(があるそうで)の御誘い。もう一つは中学時代の先生から。
保昌正夫横光利一全集随伴記』読み継ぐ。昭和57年に河出から本格的な全集の刊行が始まり、保昌さんはその編纂にあたったが、このとき、横光リバイバルがあった。横光は「文学の神様」と呼ばれ、昭和初年、文学のトップスターだった。横光は昭和22年の12月30日に、50歳で亡くなっている。最後は不遇だった。初期短編と、長編の「寝園』は掛け値なしの傑作で、ぜひ読み返したいと思っている。山本との対談本2の準備もある。対談本2については、とりあえず文房具店で、100枚の太いノートを買ってきた。これになんでもメモするつもり。しかし、ノートが増えて困る。