これもすべて歯痛のせいだ

okatake2009-01-19

治療中、放置していた前歯が割れて、このところ歯医者に通っている。3本を治療。いやなものですよ、歯は。
午前に治療を終えて、午後、三鷹から玉川上水沿いを久我山まで歩き、井の頭線で吉祥寺まで戻ってこようと計画をたてて、三鷹で降りるが、もうれつに歯が痛みだす。今日、治療のとき、「歯は痛みましたか」と聞かれ、「一日痛みました」と答えたのに、頓服もくれない。歯医者、いまどういう治療をしていて、この先どうなるかなど極端に説明不足で、それも腹がたつのだが、こういうフォローのなさも腹がたつ。途中、昔なら、ひんぱんにうがいをさせたものだが、それもしない。溜まった唾液が喉を蓋し、息苦しくなる。
昼飯ぬけばいいのだが、「江ぐち」でラーメンと思ったら休み。しかたなく、近くのとんかつ屋Fに入る。ずっと歯に鈍痛。やっとできあがったロースかつ定食を、涙を流しながら食べ終えると、会計で1400いくらかと云われる。あれ、消費税込みで900円ぐらいと思ったが。わけがわからぬ。問い直す元気もなくそのまま払う。歯が痛いため、ロースかつ定食が、「上ロース」と聞こえたのか。なんだかわからぬが、もう二度とこの店には死んでも入らぬと決める。
駅前、コンビニ横に、観光案内所があり、ここで三鷹周辺地図をもらうが、これが出来が悪い。夕日が美しいとか、三種、別々になっていて、初めての人コースのをもらたのだが、情報はスカスカで、これなら三種を一つにまとめればいいのだ。全体のマップというのもあり、それももらったが、かんじんのマップが小さく、店ガイドが大きくスペースを占めている。こんなバカバカしい不出来なガイドマップは初めて。歯が痛いせいか、なんでも腹がたつ。それでも玉川上水沿いを歩き出す。井の頭公園にさしかかったころ、もうこれ以上、歯の痛みに耐えかねて歩くのは無理と思い、吉祥寺駅を目指す。ベンチでヤイリのギターを弾いているオトコあり。吉祥寺までなんとかふらふらとたどりつき、「ブ」で『陽気な引っ越し 菅原克己のちいさな詩集』(西田書店)を105円で買う。痛みは去らず、どんどこと、歯茎が鈍痛を訴える。
国立駅駐輪所で自転車を拾い、また歯医者。痛み止めの薬を窓口でもらうと「あ、お父さん」。娘がちょうど歯の治療で来ていた。
家に帰って頓服を飲むと、15分ほどしたら痛みはおさまってきた。あれこれ、書評の仕事たまってきて、少し尻が熱くなってきた。
急に思い立って、未使用のノートに、歌の詩を4編ほど、自動手記みたいに書き付ける。歌の詩を書くなんて、20年以上ぶりのことなり。これも歯痛のせいか。
扉野良人くんから「ドノゴトンカ」創刊準備号が届く。オールカラー、横組、アート紙の、ひじょうに瀟酒な雑誌。扉野くんの新たな船出だ。応援したい。