ハルミン、ナリコ

okatake2008-11-07

彷書月刊」好評連載の浅生ハルミン、近代(こだい)ナリコ「ハルミン&ナリコの読書クラブ」が本になりました。しかも、お二人別々で、装幀は互いにバーターで。手に馴染む新書より少し大きいサイズ。いい本に仕上りました。定価は各1400円+税です。どっちか、というより二ついっしょに買うのが人間、というものでしょうね。

工作舎の石原さんより告知です。

写真家の港千尋さんと
グラフィックデザイナーの永原康史さんの対談です。
全編、情報デザインに関連した本をめぐって、
口角泡を飛ばすブック・ジョッキーとなります。

連休中のなか日ですが、夕方のスタートですので、
お時間がありましたら、ぜひご予約のうえ
いらっしゃっていただければと思います。
お二人が手がけた貴重本も販売する予定です。

11月23日(日)午後6時〜8時
青山ブックセンター本店
「情報デザイン ブックガイド・トーク
入場料500円
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200811/_20081123.html

「赤ひげ」を、6度目か7度目くらい、見たので、原作の山本周五郎赤ひげ診療譚新潮文庫を再読する。なるほど、これとこれを活かして、あとはばっさり切って、あれとこれをこう結び付けて柱にしたんだな。セリフはかなり忠実に原作の通り、などわかり楽しい。山周としても、気力が充実している時の作(昭和33年)で、プロットもセリフも素晴らしい。
週に一度の極楽、「世界ふれあい街歩き」は中国の「同理」。水路と橋、白壁と路地の町。ナレーターは林隆三。出て来る少女がみんな美しい。
金沢文圃閣「文献継承」に執筆を頼まれていた、新書についての原稿、ようやく書く。締め切りに遅れて、田川くんに迷惑をかけた。
広島で知り合った、世界を本が旅するイベント「ブッグクロッシング」代表の財津正人さんから、ある集まりでお話ししてほしいと依頼が。12月6日に、また広島へ行くことになった。毎月、どこかへ出張という、異例の年になりそうだ。
5日夜は、「中央公論」連載終了の打ち上げで、歴代の担当編集者、藤平くん、田中くんと吉祥寺で呑む。魚料理のおいしい店で、あれこれ喋り、締めはその近く、初めて入る地下のバー「ベイスメント」。あてずっぽうて入ったが、静かで落ち着いたいい店だった。
来週、16日は西荻ブックマーク。若くして自殺した作家、佐藤泰志を立体的によみがえらせるトークショーそこのみにて光輝く」があります。受付は西荻音羽館へ(☎03-5382-1587)
11月22日は信州「追分コロニー」にて、トークをします。まだ行ったことがない方、もう一度という方も、これを機会に晩秋(暦の上では季節は冬)の追分を訪ねてみませんか。近くに堀辰雄記念館、油屋旅館など、立原、福永、後藤明生などの文学ゆかりの場所が点在しています。新宿からの長距離バスが、追分まで行きますし、車を運転できる方に同乗して、グループで来られるのもいい。ぼくの話うんぬんより、追分コロニーと、追分を堪能していただきたい。宿泊の方は、その旨、追分コロニーの斎藤夫妻にご相談ください。予約など受付は「追分コロニー」HPからアクセスください。