11月のスケジュール

okatake2008-10-28

10月もあとわずか。11月は1日が広島。中国新聞主宰による「読書フォーラム 広島発! 活字の底力」のシンポに出席。一部は重松清さんの講演。500人ぐらいのキャパのあるホールでやるらしい。いつも20人から100人ぐらいのところでやってるぼくとしては、武道館だよ。
その帰りに京都へ。智恩寺の古本市を覗いていく。したがって、2日の夜、弟の店「ディラン・セカンド」で山本善行と二人、8時ごろから古本談義をすべく、みなさんを待ってます。ちょっと古本の話をしたいなあ、と言う方は、どうぞ。
16日(日)が西荻ブックマーク「そこのみにて光輝く 佐藤泰志の小説世界」のゲストとして、たぶん司会進行のようなことをやると思う。サプライズなゲストもあるようで、佐藤泰志という若くして逝った才能ある作家のことを、立体的に検証できればと思う。まだ、座席、空きあります。文学好き、小説家志望の方も気楽にどうぞ。これはぼくも楽しみにしている。予約連絡は音羽館(03÷5382÷1587)へ。
22日(土)は追分の古本屋さん「追分コロニー」で、午後、トークをします。そのまま宿泊の方は、夜、星座を楽しむ会もあるようで、こちらもどうぞ。木枯しとだえて、さゆる空より、地上にふりしく、くすしき光よ。詳細は「追分コロニー」HPへ。ついでに長野、松本と古本屋まわりする手もありますよ。
30日(日)は、先刻通知したように、わめぞプレゼンツ、なんだっけ、ここで検索して確かめるとこの画面が消えてしまうんだ、イベントに参加します。くわしくは前日か前々日の告知を見てください。しょうがないよ。
もう、部屋がえらいことになっていて、『ボン書店の幻』が、見つからず、ほんとうに幻となってしまっている。「ブックジャパン」書評、あわてて、届いたばかりの蜂飼耳さん『秘密のおこない』読み始める。これでいこう、と決める。そのうち『ボン書店』が出てくるだろう。そしたら、次回はそれでいく。そのあとは神西清小説セレクション『雪の宿り』港の人、を予定。
サンデー毎日インタビューで、大林宣彦『ぼくの映画人生』実業之日本社、をやることになった。連絡とらなくちゃ。
「あった、あった。」は西川のりお『大阪・タイガース』を、「ビッグイシュー」は、都築政昭『黒澤明と「七人の侍」』朝日文庫を書いた。
昼飯喰いがてら、栄と砂川「ブ」へ。途中、「ジョナサン」でランチを食べるが、おっそろしく貧相。諸物価高騰で、値段が上げられないなら、こうするしかない。しかし紙のように薄い豚肉ソテーと、マグカップにすっぽり入りそうなかきあげ一つとは。ちょうどいいんだけど、いまのぼくには。しかし「キッチン南海」の盛り合わせのボリュームを考えると、「ジョナサン」は侘び寂びの境地だよ。いいんだけど、体のためには。立川栄に旺文社文庫、それに野坂昭如が20冊ぐらい、ずらり並んでいます。よかったらどうぞ。砂川では宮脇俊三の文庫が20冊ぐらい並んでいた。こちらも手をつけてませんから、どうぞ、って誰に言うてるんや。前者でDVD「ガープの世界」を見つけ買う。そして帰宅して見る。おもしれえや。かつて映画館で一度、テレビで二度ほど見てるが、細部は忘れていた。「映画化は不可能と言われていた傑作」と解説にあるけど、ほんと、そうだよ。基本的プロットとエッセンスをそのまま活かし、2時間強の娯楽作品にまとめたジョージ・ロイ・ヒルの手腕は賞賛ものでしょう。ロビン・ウィリアムスが若い。誰かに似てるなあ、と思ったら、そうだ、根岸くんだ。根岸くんをこれから、日本のロビンと呼ぼう。グレン・クローズジョン・リスゴーともにはまり役。
とんぼの本安藤忠雄ル・コルビュジエの勇気ある住宅』を読んでいるが、安藤がコルビュジエに憧れながら、正規の教育を受けず建築の道に進んだ共通点で、なみなみならぬシンパシィをを抱いているのがよくわかる。ふらんすの「ユニテ・ダビタシオン」という、集合住宅が、斬新な発想で、おもしろいなあ。