階段の機知

okatake2008-10-20

昨日夜遅く、酒をのみながら、「ランボー3」を見てしまう。なぜ、見るかね、こんな乱暴な映画を。おかげで、起きたら昼前。やれやれ。
毎日夕刊「あった、あった。」を、わりあい準備して、佐川一政『霧の中』を取り上げる。1981年の「パリ人肉事件」を書いたもの。ちょうど、というと変だが、三浦元社長が自殺して、「ロス疑惑」も同じ年だった。写真週刊誌が相次いで創刊、餌食となった。人肉食の場面を引用してえげつなく書いたら、あとで編集部から「岡崎さん、あれは夕刊にはちょっと」とクレームが。たしかにそうだ。あわてて急遽『小さな恋のメロディ』に変えて書いて送付。しかし佐川くんから「小さな恋のメロディー」というのも両極だ。
ずっとパソコン前にしばりつけられていたので、夕方、自転車でぶらり一ツ橋「ブ」へ。報告するほどのものは買ってません。ただ、小沢征爾「2002ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」DVDが980円で出ていたので、これは買う。
誰かのブログで、フランスの成句に「階段の機知」ということばがあることを知る。これはあとになっていい考えが浮かぶ、思い出すというようなことらしい。いい言葉だ。さっそく書き留める。「階段の機知」は、すぐに書き留めておかないと、階段を上り終わって、歩き出したらもう忘れてしまうんだ。そんな備忘録に、一冊文庫ノートを作る。