マルクス・アウレーリウス『自省録』

okatake2008-10-14

ABCフェアが無事終了。最終週の古本の売り上げ報告があった。最後は三冊。54冊中36冊が売れたわけだ。3分の2。上出来だろう。

・太陽 開高健
・はいほー! 村上春樹
エロ事師たち 野坂 宇野カバー

現在、大宮ジュンク、春日部リブロで、名古屋リブロで『雑談王』フェアが始まっています。ありがたい話です。担当はみんな女性だ。
向井くんからメール。「月の湯」でのぼくの売り上げは、一箱送って1万5千円売れたそうだ。思ったよりはるかにいい。ほかの箱がみんなよく見えて、
しかも値段も安かったから、これはダメかな、と思ったのだ。選んだ本と値付けはまちがってなかった。返ってくるスリップを見るのが楽しみ。
岡崎さんが来てから客が増えた、と言ってくれたのもうれしい。単に、午後晴れたから、なんだけどね。そう言ってくれるところが、大人(たいじん)向井だ。

この秋、仙台がはじけます。火星の庭の前野さんが中心になって、本のイベントが各所で行われる。
くわしくは以下を見よ! 行きたいよ、これは。

Book!Book!Sendai http://bookbooksendai.com/

雨だから一日家にいた。夕方、カレーをつくる。顆粒のだしの素を入れたら、ちょっぴり、蕎麦屋ふうのカレーに。「サンデー毎日」今週号に、クッツェー『鉄の時代』河出書房新社の書評が掲載されています。これは、ひさしぶりにガツンと手応えのある小説だった。
数日持ち歩いた、四方田犬彦『人間を守る読書』文春新書を読了。読みたくなった本がたくさんあるが、マルクス・アウレーリウス『自省録』岩波文庫はとくに。乱世にローマ国皇帝となった、静かなる知性の人。そしたら、並行して読んでた、アーヴィング『ガープの世界』のなかで、ガープがベルリンに滞在している章に、何度も、この本が『瞑想録』というタイトルで引用される。こうなると、どうしても読まなくちゃな。講談社学術文庫にも入っている。
岩田和彦さんから「笑息筋」最終号が送られてきた。東京コメディ倶楽部の原健太郎さんが発行人となって244号まで続いた、笑芸通信。わずか4ページながら、笑芸のいまとむかしをバランスよく往復しながら紹介する、貴重なメディアだった。ここに岩田さんが途中から最終号までコラムを書いていた。最終回の48で、拙著『雑談王』にわざわざ触れてくださっている。ありがたい。