雨の日は家にいて

okatake2008-09-29

今日は一日雨。だから、ずっと家にいて仕事。
晶文社営業のお千代さんから、ファクスで、『雑談王』フェアの予定と、フェア用の関連本一覧表が送られてくる。『雑談王』に登場する本、人物に関連する本を網羅したリスト。工作舎さんにも、『新・文學入門』フェアで同様のものを作ってもらったが、これはどちらも労作だ。
『雑談王』フェアにいち早く名乗り出てくださったのがジュンク堂大宮店。リブロ名古屋、リブロ春日部、神戸「海文堂書店」もそれぞれ手を挙げてくださったようで、なんともありがたい話だ。
今年は6月のジュンク堂京都BAL店に始まり、毎月、どこかの書店でフェアをやってくださっている格好になり、本当に恵まれた一年だと思う(もう、総括してらあ)。ジュンク堂大宮店と、リブロ春日部(荒木さん!)へは、10月中、なんとか挨拶に出向きたいと思う。海文堂へは、今週末ラジオ収録の折りに寄ろうと思う。ナゴヤも折りをみてなんとか!
「教セミ」連載「よろず古書店」は、大正10 年博文館、森暁紅『一寸した旅』を取り上げる。東京から日帰り旅をするガイドなのだが、いきなり大宮へ行く話が出てきたので驚く。さっき、「ジュンク堂大宮店」がどこにあるか、検索していたところだったから。『一寸した旅』は一回では書き切れない。連載始まって初の2回続きとする。
森は千葉・稲毛の「海気館」を紹介しているのだが、この旅館が文人墨客の宿であり、さまざまな文学の舞台ともなった、と稲毛に関するサイトで知る。そのことをもう少し書きたいのだ。
休憩にコーヒー入れながら、ひさしぶりに海野弘『光の街影の街』を読んでいたら、しまった! 「米子」が4回取り上げられている。地方へ行くとき、よくこの本で建築物をチェックしてから、というのがかつて通例だったのに、ちょっとごぶさたしたため、忘れていた。しかし、「米子市役所旧館」や「旧加茂川」はぼくも歩いた。「今井書店」も出てくるぞ。地元出身の大江賢治は、月2回の休みに、自転車で往復8里(約32㌔)の道のりを今井書店へ立ち読みに行くのが楽しみだったという。なんだか出雲の少年だったナンダロウくんみたいだなあ。
毎日「あった、あった。」は、加藤芳郎『オンボロ人生』を取り上げる。なんと、これが「サンデー毎日」に連載されたマンガとは初めて知った。